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COLUMN
パーソナルジムコラム


栄養の知識だけでは身体は変わらない?栄養教育から考える「行動を変える仕組み」
釧路市鳥取にあるパーソナルジムR.Physio labスタッフの村上です! 「ダイエットについて勉強しているのに、なかなか痩せない」 このような経験はありませんか? 実は、「知っていること」と「実際にできること」は別物です。 栄養について正しい知識を身につけることはもちろん大切ですが、 身体を変えるためには、その知識を毎日の食事という「行動」に変えて、それを継続していく必要があります。 2026年に発表されたシステマティックレビューでは、アスリートを対象とした栄養教育について、知識や食行動だけでなく、体重・体脂肪・除脂肪量・血液指標など身体にどのような変化がみられるのかまで整理されています。 今回はこの研究をもとに、 「栄養の知識を、どうすれば実際の行動や身体の変化につなげられるのか?」 について考えていきます。 ぜひ最後まで読んでみてください! ■研究内容 研究では、12歳以上のアスリートを対象に、講義やカウンセリング、対面・オンラインなどによる栄養教育を行った研究が集められました。 最終的に24研究、合計845人が対象となっています。 研究者
7 日前


ポリフェノールで筋肉痛は軽くなる?運動後の回復との関係を研究から解説
釧路市鳥取にあるパーソナルジムR.Physio labスタッフの村上です! 「筋トレをした翌日の筋肉痛がつらい…」 「激しい運動をした後、少しでも早く身体を回復させたい」 トレーニングをしている方なら、一度はこのように考えたことはないでしょうか? 特に、久しぶりの運動や普段より強度の高いトレーニングをすると、数日間筋肉痛が続いたり、力を出しにくくなったりすることがあります。 そこで今回注目したいのが、ポリフェノールです。 ポリフェノールは植物由来の成分で、今回の研究ではタルトチェリー、クルクミン、ブルーベリー、ザクロ、ケルセチン、ブラックカラントなど、さまざまなポリフェノールを含む食品・抽出物・サプリメントが対象となっています。 では、ポリフェノールを摂ることで、本当に運動後の筋肉痛や身体の回復は良くなるのでしょうか? 2026年に発表された研究をもとに、わかりやすく解説していきます! ぜひ最後まで読んでみてください! ■どんな研究? 今回紹介するのは、2026年に発表されたシステマティックレビュー・メタ解析です。 研究では、健康な18〜60歳の
9月28日


よく噛める子どもは体力も高い?「咀嚼能力」と体力の意外な関係
釧路市鳥取にあるパーソナルジムR. Physio labスタッフの村上です! 今回は、少し意外な「噛む力と体力の関係」について解説します。 「よく噛んで食べましょう」と子どもの頃に言われた経験がある方も多いのではないでしょうか? 噛むことは、食べ物を細かくして食べやすくするだけではありません。 日本の小学生を対象に咀嚼能力と体力の関係について調査された研究をもとにわかりやすく解説していきます。 ぜひ最後まで読んでみてください! ■咀嚼能力とは? 「咀嚼能力」とは、食べ物をどの程度しっかり噛み砕けるかを表す能力です。 噛むことは食べ物を細かくし、食事や消化を助ける重要な機能です。 また、咀嚼機能が低いことは、食事の質や栄養状態の悪化とも関連することがこれまでの研究で報告され、成人や高齢者では、身体機能やフレイル、生活の質などと関連する可能性が示されています。 では、成長期の子どもでは「噛む力」と「体力」にどのような関係があるのでしょうか? ■咀嚼能力と体力は関連する? 今回の研究は、大阪市の公立小学校29校に通う小学4年生、9〜10歳の子ども1,2
9月14日


【メンタルヘルス】心と身体の回復には何が必要?
近年、「メンタルヘルス」の問題は世界的に大きな課題となっています。 うつ、不安、ストレスに関連する問題は増加しており、 特に、日常的に身体を動かしている人やアスリート、学生、仕事が忙しい人などは、 身体的な疲労 仕事や競技によるプレッシャー 心理的なストレス 回復不足 などが重なりやすく、心と身体のバランスを崩してしまう可能性があります。 近年では、行動・栄養・生活習慣などを組み合わせた非薬物的なアプローチに注目が集まっています。 その中でも今回取り上げるのが、 「音楽」「スポーツ栄養」「持続可能な食生活」 という3つの要素です。 2026年に発表された研究では、これらを組み合わせることが、ストレス、不安、気分、認知機能、回復力などのメンタルヘルスにどのように関係するのかが検討されました。 今回はこの研究をもとに、心の健康を保つために、音楽や普段の食事がどのような役割を持っているのかについてわかりやすく解説していきます。 ぜひ最後まで読んでみてください! ■今回の研究について 今回の研究は、1つの実験を行った研究ではなく、これまでに発表された研究
8月21日


約9割が栄養知識不足?【920名のアスリートを調査した最新研究】
「これを食べれば痩せる」 「このサプリメントがおすすめ」 など、今はSNSやインターネットを開けば、さまざまな栄養情報が流れてきます。 健康やダイエットを意識している方が食事について正しい知識を身につけるのは難しいものです。 2026年に発表された研究では、920名ものチームスポーツ選手を対象に栄養知識が調査されました。 普段から身体づくりに取り組んでいるアスリートは、実際にどのくらい正しい栄養知識を持っているのか興味深い内容です。 今回はこの研究をもとに正しい栄養知識を身につける重要性について解説していきます。 ぜひ最後まで読んでみてください! ■運動している=栄養について詳しいとは限らない? 今回の研究では、18〜40歳の男女のチームスポーツ選手920名を対象に、栄養に関する知識が調査されました。 対象となったのは、 ゲーリックフットボール:576名 ハーリング・カモギー:133名 ラグビー:107名 サッカー:104名 で、そのうち343名がエリートレベル、577名がクラブ・大学などの非エリートレベルの選手でした。 栄養知識の評価には、妥当
8月10日


食事を減らしすぎると筋肉は衰える?最新研究が示した「炎症」と「栄養」の関係
体重を減らすためには摂取エネルギーを調整することが必要ですが、極端な食事制限は筋肉の健康を損なう可能性があると示されています。 2026年に発表された最新の研究では、高齢者を長期間追跡し、「慢性的な炎症」と「摂取カロリー」が筋肉機能の低下にどのような影響を与えるのかが調査されました。 今回は、この研究について炎症と栄養の関係について解説していきます。 食事制限中のダイエッターの方にも参考になる内容です。 ぜひ、最後まで読んでみてください! ■炎症と摂取カロリーは関連する? 今回の研究は、イタリアの地域在住高齢者1,035名(平均75歳)を対象に、約20年間追跡し、 筋肉量 筋肉の質 握力 下肢の筋パワー を組み合わせた骨格筋機能不全スコア(SMFD)を用いて筋肉の健康状態を評価しました。 〇炎症マーカー(IL-6) 〇1日の摂取カロリー を測定し、それぞれが筋肉機能の変化とどのように関係しているのかを解析しています。 ■結論① 炎症が強い人ほど筋肉機能は低下しやすかった 研究期間中、筋肉機能は加齢とともに徐々に低下していきました。 その中でも、.
8月7日


ゼロカロリー飲料は太らない?『非栄養性甘味料』のリスクを解説
太りたくないからゼロカロリー飲料を選ぶ方は多いのではないでしょうか? 砂糖が含まれていないから大丈夫という理由で毎日飲むのは危険です。 カロリーを無くすため砂糖の代わりに甘さを出す「非栄養性甘味料」を使用しているためです。 今回はこの「非栄養性甘味料」の長期的な摂取が及ぼす健康への影響について、わかりやすく解説していきます。 是非、最後まで読んでみてください! ■ゼロカロリー飲料は本当に太らないのか? ①介入研究(RCT:ランダム化比較試験) 対象:約1,000人 期間:6か月 分析:非栄養性甘味料摂取するグループと摂取しないグループに分け、BMIの変化を調査 ②観察研究(コホート研究) 対象:約406,000人 期間:平均10年間 分析:日常的に非栄養性甘味料を摂取し続けた人の体重増加や病気リスクとの関与を調査 非栄養性甘味料の摂取による見た目の変化(体重やウエスト)や病気の発症率等を調べた長期間に渡る精度の高い研究です。 ■結論:ゼロカロリーなのに太った 体重・BMIの増加 ウエスト周囲経の拡大 肥満・高血圧・メタボリックシンドロームのリスク
5月8日


オメガ3が筋肉と骨を守る驚きのメカニズム【最新研究】
筋トレにに真剣に取り組んでいる方であれば、タンパク質の摂取量やタイミングには気を配っていることと思います。 実は、私たちが普段口にする脂のバランスが、知らぬ間に体の「炎症」を引き起こし、筋タンパク質合成の「効率」を妨げているかもしれません。 今回は、2026年発表の最新研究から明らかになった、オメガ3脂肪酸が筋肉の成長や回復、骨や関節にどう貢献するのか、その具体的な活用法とともにわかりやすく解説していきます。 是非、最後まで読んでみてください! ■オメガ3は「体のメンテナンス担当」 「筋肉=タンパク質」というイメージが強いですが、実はオメガ3がタンパク質を効率よく筋肉に変えるための調整役として非常に重要であることがわかっています。 一方、オメガ6は普段日常的に口にするサラダ油やマヨネーズに含まれており、体内で炎症を促進する物質が多く作られてしまい、この慢性炎症が 骨粗しょう症 サルコペニア(筋肉量低下) 変形性関節症 等の病因の一つであることが明らかになってきています。 本来、1(オメガ6):1(オメガ3)のバランスであるべきものが現代の食事で
5月2日


筋トレ後の栄養補給『組み合わせとタイミング』が回復を左右する
トレーニング後の体内では、筋肉の修復・エネルギーの再補充・免疫の調整等、様々な回復プロセスが体の中で同時に進んでいます。 このタイミングでどのように栄養を摂取するかが筋肉の成長や回復を左右するということです。 今回は疲労回復を促す栄養素について、わかりやすく解説していきます。 是非、最後まで読んでみてください! ■何をいつ摂取したらいいの? この研究の内容は 対象:約270人 比較:・運動直後に栄養摂取 ・時間を空けて栄養摂取 摂取:たんぱく質 or 炭水化物 or タンパク質+炭水化物 分析:・疲労回復 ・筋肉の回復(筋力・損傷) ・グリコーゲン回復 ・炎症、代謝指標 ■結論:30分以内のタンパク質+糖質が効果的 ①運動直後30以内 →・栄養の取り込み効率↑ ・筋タンパク合成が活発 ②タンパク質 →筋肉を合成する栄養素(修復に必要) ③炭水化物 →糖質がエネルギーとして利用され枯渇(補充に必要) これらは摂取しないグループと比較すると摂取群では回復率が10~25%向上したと示されています。 ■なぜトレーニング後が重要な
4月30日


妊娠中の葉酸不足が胎児を『肥満体質』にする?
葉酸と聞くと「赤ちゃんの先天異常の予防」のイメージを持っているかと思います。 実は、それ以外にも生まれてきた後の体質(太りやすさ)にも関係している可能性があるということが明らかになりました。 今回は妊娠中の葉酸摂取について、わかりやすく解説していきます。 現在妊娠中の方や、今後予定されている方は是非、最後まで読んで見てください。 ◾️葉酸=奇形予防だけじゃない 葉酸の主な役割は DNA(遺伝子)を作る →不足すると赤ちゃんの先天異常のリスク↑(神経管閉鎖障害) 赤血球を作る →赤血球は酸素や二酸化炭素を運ぶ運搬係のようなものです。不足すると貧血に繋がります。 遺伝子のON/OFFを調整する 簡単に言うと体の働きを良い状態に保つスイッチのようなイメージです。 不足すると脂肪を燃やすための遺伝子の発現が低下し、脂肪が燃焼しにくい状態になることがわかっています。 ◾️葉酸の血中濃度が低いと『子供は太りやすい体質』に? この研究で明らかになったのは、 妊娠26週目以降の母親の葉酸血中濃度が低いと →子供が6歳になった時点で肝臓や筋肉に蓄積している脂肪量が
4月27日


「年齢のせい」にしていませんか?フレイルを予防する食習慣の話
皆さんこんにちは。 今回は「フレイル(虚弱)と食事」に関連する内容です。 「最近なんとなく体力が落ちてきた」 「疲れやすくなった気がする」 こうした変化は、もしかするとフレイル(虚弱)のサインかもしれません。 今回は、アメリカの大規模研究をもとに、果物・野菜の摂取とフレイルの関係をエビデンスベースでわかりやすく解説します。 ※フレイルとは? 加齢に伴い心身の予備力が低下した状態。 つまり、筋力低下・疲れやすさ・活動量低下などが特徴で、 放っておくと要介護へ進むリスクが高まります。 ■ フレイルと食事内容の関係を研究 今回紹介するのは、アメリカの National Health and Nutrition Examination Survey(NHANES)のデータを使った研究です。 ・対象:約4万人(39,717人) ・期間:2005〜2020年 ・方法:果物・野菜の「種類ごとの摂取量」とフレイルの状態を分析 ■ 結論:果物・野菜を食べる人ほどフレイルが少ない 特定の果物、野菜を日常的に摂る人ほど、フレイルのリスクが低いことが明らか
4月20日


食習慣が慢性疼痛と関連している可能性
皆さんこんにちは。 今回は「食事と慢性的な痛み」に関連する内容です。 腰痛・膝痛・肩こりがなかなか治らない、年齢とともに痛みが増えてきた、そんな方、多いのではないでしょうか? 実はその原因は “食事内容”が関連している可能性があります。 炎症を起こしやすい食事と慢性的な痛みの関係を調べた研究をご紹介します。 慢性的な痛みに悩まれている方は是非ご覧ください! この研究はどんな研究? 対象は地域に住む高齢者 調べたのは 食事内容(DII:食事性炎症指数)※ 3ヶ月以上続く痛み(肩、腰、膝のいずれか) さらに 年齢 性別 抑うつ傾向 なども考慮して検証しています。 ※DII(食事性炎症指数):食事の内容が体の「炎症」をどの程度強めるか、あるいは抑えるかを数値で示す指標。 結論:DIIスコアの高い高齢女性は慢性疼痛が多く、うつ傾向との関連も 炎症を促す食事(高DII)の高齢女性ほど、男性と比較すると慢性痛を保有する割合が多く、 さらに 80歳以上の女性グループ 抑うつ傾向がある高齢女性 では保有割合が高いことが明らかになりました。 炎症を促進しやすい食事
4月15日


オリーブオイルで筋肉は増える?
皆さんこんにちは! 今回はオリーブオイルの化学です。 年齢を重ねると「筋肉量が減る」「体力が落ちる」といった変化は多くの人に起こります。 この状態は サルコペニア と呼ばれ、転倒や生活機能低下の大きな原因になります。 社会全体としては高齢化が進み、老老介護なんて言葉もあります。 健康寿命も伸びているからこと、更に自立した生活が可能な期間を伸ばしていきたいところですね。 近年、運動だけでなく 食事による筋肉維持戦略 にも注目が集まっています。 今回はポリフェノールが豊富なエクストラバージンオリーブオイル(EVOO)が筋肉量に与える影響を調べた最新のランダム化比較試験を解説します! オリーブオイルが筋肉を変える? この研究では60〜80歳の在宅高齢者(平均約70歳)を対象に、12週間の食事介入が行われました。 参加者は握力低下や歩行速度低下など サルコペニアの初期兆候がある人 です。 3つのグループに分けて比較しました。 精製オリーブオイル群(ポリフェノールが少ない) ポリフェノール豊富なエクストラバージンオリーブオイル群 エクストラバージンオリーブ
3月17日


青バナナはダイエットに効果がある?
皆さん青バナナはご存知でしょうか。 未熟なバナナのことです。たまにスーパーなどで販売されていますよね。 あまり買うことはないと思います。決して甘そうではなく黄色いバナナを選ぶと思います。 しかし、近年、ダイエットや健康分野で注目されている食材の一つが「青バナナ(未熟バナナ)」です。 一般的に私たちが食べている黄色い完熟バナナとは違い、青バナナは栄養構成や体への作用が大きく異なります。 今回は最新の研究をもとに、青バナナが肥満管理にどのように役立つ可能性があるのかを、分かりやすく解説します。 青バナナがダイエットに注目される理由 青バナナの最大の特徴は 「レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)」と食物繊維が非常に多い という点です。 これにより体内では次のような作用が期待されています。 血糖値の上昇を抑える レジスタントスターチは消化吸収がゆっくり進むため、食後の血糖値の急上昇を抑える働きがあります。 血糖値が急激に上がりにくいということは・脂肪の蓄積を抑える・空腹感を感じにくくなるというダイエット上のメリットにつながります。 満腹感が長く続く.
3月16日


筋トレ中に一番効果的なプロテインはどれ?メタ解析で比較された最新研究
筋トレをしている人の多くが一度は気になったことがあるのは「どのプロテインが一番効果的なのか?」という問題です。 プロテインは ホエイ カゼイン ソイ ミルクプロテイン コラーゲン エンドウなど植物性プロテイン など、様々なサプリメントがあります。 ホエイは吸収が速い、カゼインはゆっくり、ソイはゆっくり且つ腸内環境を良くする、などそれぞれ良さがあります。 では、 筋肉量(除脂肪量)や筋力の向上に最も効果的なのはどれなのでしょうか? 今回は、複数のランダム化比較試験をまとめて分析した メタ解析研究 をもとに解説します。 どのプロテインが良いのか? この研究では レジスタンストレーニング(筋トレ)を行う健康な成人 を対象とした研究を収集し、 どのタンパク質サプリが筋肉や筋力の向上に最も効果的か を比較しました。 特徴は「ネットワークメタ解析」という方法です。 通常のメタ解析はA vs B の比較ですが、 ネットワークメタ解析では ホエイ カゼイン コラーゲン 植物性プロテイン など 複数のサプリを同時に比較 することができます。 つまり サプリメント同
3月11日


ハチミツはトレーニング後の回復を助ける?最新研究から分かってきた「筋肉とハチミツ」の意外な関係
トレーニングをしている人の中には、「ハチミツは体に良い」「運動前に良い糖質」などと聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。 実際、ハチミツは昔から エネルギー補給食 として利用されてきましたが、最近の研究ではそれだけでなく、 筋肉の炎症 筋肉痛 トレーニング後の回復 にも関係している可能性が示されています。 今回は、2つの研究をもとに、「ハチミツと筋肉の関係」を分かりやすく解説します。 ① 過酷なトレーニングによる筋肉の炎症をハチミツが抑える可能性 まず紹介するのは、軍事訓練を受ける若い男性を対象にした研究です。 この研究では、 過酷なトレーニング(オーバートレーニング状態)にある軍卒業生 に対して、ハチミツを6週間摂取させた場合の変化を調べました。 研究の概要 対象 約20歳の男性軍卒業生 合計42人 グループ ハチミツ群:21人 プラセボ群:21人 摂取内容 ハチミツ群 ハチミツ12%溶液 5 mLを1日2回 プラセボ群 人工甘味料溶液 期間 6週間 評価したもの筋肉の炎症や損傷を示す血液マーカー CRP(炎症マーカー) TNF-α(炎
3月6日


アスリートはビタミンサプリメントを飲むべき?「効く場合」と「やりすぎ」の境界線
「運動しているなら、ビタミンサプリは必須?」そんな疑問に答えるレビュー論文が、2026年に発表されました。 掲載誌は栄養学分野の国際ジャーナル Nutrients 。 この論文は、過去約10年間の研究を整理し、 ビタミン補給はどこまで有効か?どこからが“やりすぎ”なのか? を総括しています。 結論を一言でいうと、 「不足があるなら有効。でも、足りている人に“上乗せ効果”はほぼない」 というものです。 まず大前提:ビタミンは超重要 ビタミンは、 エネルギー代謝 赤血球の生成 免疫機能 骨や筋肉の働き などに不可欠な“補助因子”です。 不足すれば当然、パフォーマンスは落ちます。 問題は、 「足りている人が、さらに摂ったらどうなるか?」 という点です。 ビタミンC・E(抗酸化ビタミン) 良い点 運動による酸化ストレスを軽減 筋肉痛やダメージを和らげる可能性 回復促進 注意点 高用量を長期間摂ると、 ミトコンドリアの増加 トレーニング適応(筋肥大など) を鈍らせる可能性があると報告されています。 →「回復を助けるが、適応を邪魔する可能性もある」 大量摂取
3月3日


運動後は「プロテイン」じゃないとダメ?最新研究が示す筋肉の成長へのタンパク質戦略とは
筋トレ後はプロテインを飲むべき――。そう考えている人は多いかもしれません。 しかし、最新研究では「ホールフード(未加工食品のこと)」でも十分に筋肉の合成は高まる可能性が示されました。 今回は、2026年に発表された研究をもとにわかりやすく解説します!! ■ どんな研究? 研究のテーマは 「筋トレ後に食べるタンパク源として、卵白のような“単離されたタンパク質”と、動物性・植物性を組み合わせた“高タンパクの普通の食事”では、筋肉の合成に違いはあるのか?」 というもの。 ■ 研究の内容 対象:筋トレ習慣のある若い男女 方法: 下半身の筋トレ(レッグ系)を実施 その後、ランダムに2グループへ分ける ① ホールフード群 肉・卵・植物性食品などを組み合わせた「高タンパクの食事」 ② 卵白群 より単離度の高い「卵白タンパク質」 その後、安定同位体トレーサーという高度な手法を使い、 全身のタンパク質合成・分解 筋肉のミオフィブリルタンパク合成(MyoPS) を数時間かけて測定しました。 ■ 結果はどうだった? ① 筋肉そのものの合成(MyoPS)...
2月21日


発酵食品は本当に体にいい?― ペプチド・骨・腸と免疫から見た最新研究まとめ ―
筋肉を増やしたい、ダイエットを成功させたいという人はこのブログ閲覧者の中に非常に多いはずです。 「発酵食品は体にいい」とよく聞きますが、実際にはどのように、どれくらい良いのでしょうか? お腹に良い、腸に良いとは聞いたことある人もいると思いますが、もう少し踏み込んで学んでみるのも面白いかと思います。 今回は最新研究から、 発酵植物性食品に含まれる“機能性ペプチド” 納豆と骨の健康(ビタミンK2) 発酵食品と腸・免疫の関係 この3つをわかりやすく整理します。 ① 発酵植物性食品は“機能性ペプチドの宝庫” 近年注目されているのが、発酵プラントベース食品(豆・穀類・野菜など)由来のバイオアクティブペプチド(BAPs)です。 ※ペプチドとはアミノ酸が2個以上繋がっている物質のことです。 発酵すると何が起きる? 発酵中に微生物の酵素がタンパク質を分解し、 10~数十アミノ酸の短いペプチド 低分子で吸収されやすい成分 が生成されます。 特に乳酸菌などを使った発酵では、 抗酸化作用 血圧調整 抗糖尿病作用 抗炎症・免疫調整作用 などの効果を持つペプチドが多く報告
2月16日


若いうちから差がつく?「3食タンパク質」の重要性
「たんぱく質は1日トータルで足りていれば大丈夫」そう思っている人は多いかもしれません。 しかし、“どの食事で、どれくらい摂っているか”が、筋肉量に関係している可能性を示した研究があります。 今回は研究をもとに、内容をわかりやすく解説します。 研究の概要 対象者 健康な若年者 266名 平均年齢:約21歳 特定の疾患なし、一般的な生活を送る若者 研究デザイン 横断研究 (ある一時点での食事内容と筋肉量の関係を解析) 注目したポイント この研究では、 「1食あたり 体重1kgあたり0.24g以上のたんぱく質」 を摂れているかどうかに注目しています。 なぜ0.24 g/kg? これは、1回の食事で筋タンパク合成を十分に刺激できる量として、近年よく使われる基準です。 グループ分け 被験者は以下の2群に分類されました。 AP群(Adequate Protein) 朝・昼・夕の3食すべてで 体重1kgあたり 0.24 g以上のたんぱく質 を摂取 NP群(Not adequate Protein) いずれかの食事で 0.24 g/kg 未満だった人 筋肉量の評
2月6日
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