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COLUMN
パーソナルジムコラム


ゼロカロリー飲料は太らない?『非栄養性甘味料』のリスクを解説
太りたくないからゼロカロリー飲料を選ぶ方は多いのではないでしょうか? 砂糖が含まれていないから大丈夫という理由で毎日飲むのは危険です。 カロリーを無くすため砂糖の代わりに甘さを出す「非栄養性甘味料」を使用しているためです。 今回はこの「非栄養性甘味料」の長期的な摂取が及ぼす健康への影響について、わかりやすく解説していきます。 是非、最後まで読んでみてください! ■ゼロカロリー飲料は本当に太らないのか? ①介入研究(RCT:ランダム化比較試験) 対象:約1,000人 期間:6か月 分析:非栄養性甘味料摂取するグループと摂取しないグループに分け、BMIの変化を調査 ②観察研究(コホート研究) 対象:約406,000人 期間:平均10年間 分析:日常的に非栄養性甘味料を摂取し続けた人の体重増加や病気リスクとの関与を調査 非栄養性甘味料の摂取による見た目の変化(体重やウエスト)や病気の発症率等を調べた長期間に渡る精度の高い研究です。 ■結論:ゼロカロリーなのに太った 体重・BMIの増加 ウエスト周囲経の拡大 肥満・高血圧・メタボリックシンドロームのリスク
5月8日


オメガ3が筋肉と骨を守る驚きのメカニズム【最新研究】
筋トレにに真剣に取り組んでいる方であれば、タンパク質の摂取量やタイミングには気を配っていることと思います。 実は、私たちが普段口にする脂のバランスが、知らぬ間に体の「炎症」を引き起こし、筋タンパク質合成の「効率」を妨げているかもしれません。 今回は、2026年発表の最新研究から明らかになった、オメガ3脂肪酸が筋肉の成長や回復、骨や関節にどう貢献するのか、その具体的な活用法とともにわかりやすく解説していきます。 是非、最後まで読んでみてください! ■オメガ3は「体のメンテナンス担当」 「筋肉=タンパク質」というイメージが強いですが、実はオメガ3がタンパク質を効率よく筋肉に変えるための調整役として非常に重要であることがわかっています。 一方、オメガ6は普段日常的に口にするサラダ油やマヨネーズに含まれており、体内で炎症を促進する物質が多く作られてしまい、この慢性炎症が 骨粗しょう症 サルコペニア(筋肉量低下) 変形性関節症 等の病因の一つであることが明らかになってきています。 本来、1(オメガ6):1(オメガ3)のバランスであるべきものが現代の食事で
5月2日


筋トレ後の栄養補給『組み合わせとタイミング』が回復を左右する
トレーニング後の体内では、筋肉の修復・エネルギーの再補充・免疫の調整等、様々な回復プロセスが体の中で同時に進んでいます。 このタイミングでどのように栄養を摂取するかが筋肉の成長や回復を左右するということです。 今回は疲労回復を促す栄養素について、わかりやすく解説していきます。 是非、最後まで読んでみてください! ■何をいつ摂取したらいいの? この研究の内容は 対象:約270人 比較:・運動直後に栄養摂取 ・時間を空けて栄養摂取 摂取:たんぱく質 or 炭水化物 or タンパク質+炭水化物 分析:・疲労回復 ・筋肉の回復(筋力・損傷) ・グリコーゲン回復 ・炎症、代謝指標 ■結論:30分以内のタンパク質+糖質が効果的 ①運動直後30以内 →・栄養の取り込み効率↑ ・筋タンパク合成が活発 ②タンパク質 →筋肉を合成する栄養素(修復に必要) ③炭水化物 →糖質がエネルギーとして利用され枯渇(補充に必要) これらは摂取しないグループと比較すると摂取群では回復率が10~25%向上したと示されています。 ■なぜトレーニング後が重要な
4月30日


妊娠中の葉酸不足が胎児を『肥満体質』にする?
葉酸と聞くと「赤ちゃんの先天異常の予防」のイメージを持っているかと思います。 実は、それ以外にも生まれてきた後の体質(太りやすさ)にも関係している可能性があるということが明らかになりました。 今回は妊娠中の葉酸摂取について、わかりやすく解説していきます。 現在妊娠中の方や、今後予定されている方は是非、最後まで読んで見てください。 ◾️葉酸=奇形予防だけじゃない 葉酸の主な役割は DNA(遺伝子)を作る →不足すると赤ちゃんの先天異常のリスク↑(神経管閉鎖障害) 赤血球を作る →赤血球は酸素や二酸化炭素を運ぶ運搬係のようなものです。不足すると貧血に繋がります。 遺伝子のON/OFFを調整する 簡単に言うと体の働きを良い状態に保つスイッチのようなイメージです。 不足すると脂肪を燃やすための遺伝子の発現が低下し、脂肪が燃焼しにくい状態になることがわかっています。 ◾️葉酸の血中濃度が低いと『子供は太りやすい体質』に? この研究で明らかになったのは、 妊娠26週目以降の母親の葉酸血中濃度が低いと →子供が6歳になった時点で肝臓や筋肉に蓄積している脂肪量が
4月27日


「年齢のせい」にしていませんか?フレイルを予防する食習慣の話
皆さんこんにちは。 今回は「フレイル(虚弱)と食事」に関連する内容です。 「最近なんとなく体力が落ちてきた」 「疲れやすくなった気がする」 こうした変化は、もしかするとフレイル(虚弱)のサインかもしれません。 今回は、アメリカの大規模研究をもとに、果物・野菜の摂取とフレイルの関係をエビデンスベースでわかりやすく解説します。 ※フレイルとは? 加齢に伴い心身の予備力が低下した状態。 つまり、筋力低下・疲れやすさ・活動量低下などが特徴で、 放っておくと要介護へ進むリスクが高まります。 ■ フレイルと食事内容の関係を研究 今回紹介するのは、アメリカの National Health and Nutrition Examination Survey(NHANES)のデータを使った研究です。 ・対象:約4万人(39,717人) ・期間:2005〜2020年 ・方法:果物・野菜の「種類ごとの摂取量」とフレイルの状態を分析 ■ 結論:果物・野菜を食べる人ほどフレイルが少ない 特定の果物、野菜を日常的に摂る人ほど、フレイルのリスクが低いことが明らか
4月20日


食習慣が慢性疼痛と関連している可能性
皆さんこんにちは。 今回は「食事と慢性的な痛み」に関連する内容です。 腰痛・膝痛・肩こりがなかなか治らない、年齢とともに痛みが増えてきた、そんな方、多いのではないでしょうか? 実はその原因は “食事内容”が関連している可能性があります。 炎症を起こしやすい食事と慢性的な痛みの関係を調べた研究をご紹介します。 慢性的な痛みに悩まれている方は是非ご覧ください! この研究はどんな研究? 対象は地域に住む高齢者 調べたのは 食事内容(DII:食事性炎症指数)※ 3ヶ月以上続く痛み(肩、腰、膝のいずれか) さらに 年齢 性別 抑うつ傾向 なども考慮して検証しています。 ※DII(食事性炎症指数):食事の内容が体の「炎症」をどの程度強めるか、あるいは抑えるかを数値で示す指標。 結論:DIIスコアの高い高齢女性は慢性疼痛が多く、うつ傾向との関連も 炎症を促す食事(高DII)の高齢女性ほど、男性と比較すると慢性痛を保有する割合が多く、 さらに 80歳以上の女性グループ 抑うつ傾向がある高齢女性 では保有割合が高いことが明らかになりました。 炎症を促進しやすい食事
4月15日


オリーブオイルで筋肉は増える?
皆さんこんにちは! 今回はオリーブオイルの化学です。 年齢を重ねると「筋肉量が減る」「体力が落ちる」といった変化は多くの人に起こります。 この状態は サルコペニア と呼ばれ、転倒や生活機能低下の大きな原因になります。 社会全体としては高齢化が進み、老老介護なんて言葉もあります。 健康寿命も伸びているからこと、更に自立した生活が可能な期間を伸ばしていきたいところですね。 近年、運動だけでなく 食事による筋肉維持戦略 にも注目が集まっています。 今回はポリフェノールが豊富なエクストラバージンオリーブオイル(EVOO)が筋肉量に与える影響を調べた最新のランダム化比較試験を解説します! オリーブオイルが筋肉を変える? この研究では60〜80歳の在宅高齢者(平均約70歳)を対象に、12週間の食事介入が行われました。 参加者は握力低下や歩行速度低下など サルコペニアの初期兆候がある人 です。 3つのグループに分けて比較しました。 精製オリーブオイル群(ポリフェノールが少ない) ポリフェノール豊富なエクストラバージンオリーブオイル群 エクストラバージンオリーブ
3月17日


青バナナはダイエットに効果がある?
皆さん青バナナはご存知でしょうか。 未熟なバナナのことです。たまにスーパーなどで販売されていますよね。 あまり買うことはないと思います。決して甘そうではなく黄色いバナナを選ぶと思います。 しかし、近年、ダイエットや健康分野で注目されている食材の一つが「青バナナ(未熟バナナ)」です。 一般的に私たちが食べている黄色い完熟バナナとは違い、青バナナは栄養構成や体への作用が大きく異なります。 今回は最新の研究をもとに、青バナナが肥満管理にどのように役立つ可能性があるのかを、分かりやすく解説します。 青バナナがダイエットに注目される理由 青バナナの最大の特徴は 「レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)」と食物繊維が非常に多い という点です。 これにより体内では次のような作用が期待されています。 血糖値の上昇を抑える レジスタントスターチは消化吸収がゆっくり進むため、食後の血糖値の急上昇を抑える働きがあります。 血糖値が急激に上がりにくいということは・脂肪の蓄積を抑える・空腹感を感じにくくなるというダイエット上のメリットにつながります。 満腹感が長く続く.
3月16日


筋トレ中に一番効果的なプロテインはどれ?メタ解析で比較された最新研究
筋トレをしている人の多くが一度は気になったことがあるのは「どのプロテインが一番効果的なのか?」という問題です。 プロテインは ホエイ カゼイン ソイ ミルクプロテイン コラーゲン エンドウなど植物性プロテイン など、様々なサプリメントがあります。 ホエイは吸収が速い、カゼインはゆっくり、ソイはゆっくり且つ腸内環境を良くする、などそれぞれ良さがあります。 では、 筋肉量(除脂肪量)や筋力の向上に最も効果的なのはどれなのでしょうか? 今回は、複数のランダム化比較試験をまとめて分析した メタ解析研究 をもとに解説します。 どのプロテインが良いのか? この研究では レジスタンストレーニング(筋トレ)を行う健康な成人 を対象とした研究を収集し、 どのタンパク質サプリが筋肉や筋力の向上に最も効果的か を比較しました。 特徴は「ネットワークメタ解析」という方法です。 通常のメタ解析はA vs B の比較ですが、 ネットワークメタ解析では ホエイ カゼイン コラーゲン 植物性プロテイン など 複数のサプリを同時に比較 することができます。 つまり サプリメント同
3月11日


ハチミツはトレーニング後の回復を助ける?最新研究から分かってきた「筋肉とハチミツ」の意外な関係
トレーニングをしている人の中には、「ハチミツは体に良い」「運動前に良い糖質」などと聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。 実際、ハチミツは昔から エネルギー補給食 として利用されてきましたが、最近の研究ではそれだけでなく、 筋肉の炎症 筋肉痛 トレーニング後の回復 にも関係している可能性が示されています。 今回は、2つの研究をもとに、「ハチミツと筋肉の関係」を分かりやすく解説します。 ① 過酷なトレーニングによる筋肉の炎症をハチミツが抑える可能性 まず紹介するのは、軍事訓練を受ける若い男性を対象にした研究です。 この研究では、 過酷なトレーニング(オーバートレーニング状態)にある軍卒業生 に対して、ハチミツを6週間摂取させた場合の変化を調べました。 研究の概要 対象 約20歳の男性軍卒業生 合計42人 グループ ハチミツ群:21人 プラセボ群:21人 摂取内容 ハチミツ群 ハチミツ12%溶液 5 mLを1日2回 プラセボ群 人工甘味料溶液 期間 6週間 評価したもの筋肉の炎症や損傷を示す血液マーカー CRP(炎症マーカー) TNF-α(炎
3月6日


アスリートはビタミンサプリメントを飲むべき?「効く場合」と「やりすぎ」の境界線
「運動しているなら、ビタミンサプリは必須?」そんな疑問に答えるレビュー論文が、2026年に発表されました。 掲載誌は栄養学分野の国際ジャーナル Nutrients 。 この論文は、過去約10年間の研究を整理し、 ビタミン補給はどこまで有効か?どこからが“やりすぎ”なのか? を総括しています。 結論を一言でいうと、 「不足があるなら有効。でも、足りている人に“上乗せ効果”はほぼない」 というものです。 まず大前提:ビタミンは超重要 ビタミンは、 エネルギー代謝 赤血球の生成 免疫機能 骨や筋肉の働き などに不可欠な“補助因子”です。 不足すれば当然、パフォーマンスは落ちます。 問題は、 「足りている人が、さらに摂ったらどうなるか?」 という点です。 ビタミンC・E(抗酸化ビタミン) 良い点 運動による酸化ストレスを軽減 筋肉痛やダメージを和らげる可能性 回復促進 注意点 高用量を長期間摂ると、 ミトコンドリアの増加 トレーニング適応(筋肥大など) を鈍らせる可能性があると報告されています。 →「回復を助けるが、適応を邪魔する可能性もある」 大量摂取
3月3日


運動後は「プロテイン」じゃないとダメ?最新研究が示す筋肉の成長へのタンパク質戦略とは
筋トレ後はプロテインを飲むべき――。そう考えている人は多いかもしれません。 しかし、最新研究では「ホールフード(未加工食品のこと)」でも十分に筋肉の合成は高まる可能性が示されました。 今回は、2026年に発表された研究をもとにわかりやすく解説します!! ■ どんな研究? 研究のテーマは 「筋トレ後に食べるタンパク源として、卵白のような“単離されたタンパク質”と、動物性・植物性を組み合わせた“高タンパクの普通の食事”では、筋肉の合成に違いはあるのか?」 というもの。 ■ 研究の内容 対象:筋トレ習慣のある若い男女 方法: 下半身の筋トレ(レッグ系)を実施 その後、ランダムに2グループへ分ける ① ホールフード群 肉・卵・植物性食品などを組み合わせた「高タンパクの食事」 ② 卵白群 より単離度の高い「卵白タンパク質」 その後、安定同位体トレーサーという高度な手法を使い、 全身のタンパク質合成・分解 筋肉のミオフィブリルタンパク合成(MyoPS) を数時間かけて測定しました。 ■ 結果はどうだった? ① 筋肉そのものの合成(MyoPS)...
2月21日


発酵食品は本当に体にいい?― ペプチド・骨・腸と免疫から見た最新研究まとめ ―
筋肉を増やしたい、ダイエットを成功させたいという人はこのブログ閲覧者の中に非常に多いはずです。 「発酵食品は体にいい」とよく聞きますが、実際にはどのように、どれくらい良いのでしょうか? お腹に良い、腸に良いとは聞いたことある人もいると思いますが、もう少し踏み込んで学んでみるのも面白いかと思います。 今回は最新研究から、 発酵植物性食品に含まれる“機能性ペプチド” 納豆と骨の健康(ビタミンK2) 発酵食品と腸・免疫の関係 この3つをわかりやすく整理します。 ① 発酵植物性食品は“機能性ペプチドの宝庫” 近年注目されているのが、発酵プラントベース食品(豆・穀類・野菜など)由来のバイオアクティブペプチド(BAPs)です。 ※ペプチドとはアミノ酸が2個以上繋がっている物質のことです。 発酵すると何が起きる? 発酵中に微生物の酵素がタンパク質を分解し、 10~数十アミノ酸の短いペプチド 低分子で吸収されやすい成分 が生成されます。 特に乳酸菌などを使った発酵では、 抗酸化作用 血圧調整 抗糖尿病作用 抗炎症・免疫調整作用 などの効果を持つペプチドが多く報告
2月16日


若いうちから差がつく?「3食タンパク質」の重要性
「たんぱく質は1日トータルで足りていれば大丈夫」そう思っている人は多いかもしれません。 しかし、“どの食事で、どれくらい摂っているか”が、筋肉量に関係している可能性を示した研究があります。 今回は研究をもとに、内容をわかりやすく解説します。 研究の概要 対象者 健康な若年者 266名 平均年齢:約21歳 特定の疾患なし、一般的な生活を送る若者 研究デザイン 横断研究 (ある一時点での食事内容と筋肉量の関係を解析) 注目したポイント この研究では、 「1食あたり 体重1kgあたり0.24g以上のたんぱく質」 を摂れているかどうかに注目しています。 なぜ0.24 g/kg? これは、1回の食事で筋タンパク合成を十分に刺激できる量として、近年よく使われる基準です。 グループ分け 被験者は以下の2群に分類されました。 AP群(Adequate Protein) 朝・昼・夕の3食すべてで 体重1kgあたり 0.24 g以上のたんぱく質 を摂取 NP群(Not adequate Protein) いずれかの食事で 0.24 g/kg 未満だった人 筋肉量の評
2月6日


筋力・パワーを最大化する鍵は“栄養の組み合わせ”だった
トレーニングの効果を高めるうえで「たんぱく質が重要」という認識は、すでに多くの人に共有されています。しかし近年の研究では、たんぱく質“単独”ではなく、他の栄養素との“組み合わせ”が、筋力・パワー・回復をより大きく左右することが示され始めています。 今回は、 競技サッカー選手 女性フットサル選手 日本人高齢男性 という 異なる対象 で行われた3本のランダム化試験をもとに、「どの組み合わせが、どのような身体機能に影響したのか」を整理し、実務レベルでの示唆を考えていきます。 ① 就寝前カゼイン × プロバイオティクス ― 無酸素パワーと下肢爆発力を最大化 ― (Reza Sadeghi et al., 2025) この研究は、 就寝前カゼイン(タンパク質)20 g に マルチストレイン・プロバイオティクス(複数の菌株) を組み合わせることで、サッカー選手の 無酸素パワーと下肢の筋力・パワー持久力 が最も大きく向上することを示しました。 重要ポイント プロバイオティクス単独・カゼイン単独でも一定の改善は見られた しかし PRO+CAS併用群がすべての指標
2月4日


クレアチンを飲むと筋肉は増える?「最初だけ増えたように見える」最新研究から分かる本当の話
「クレアチンを飲むと筋肉が増える」トレーニング界隈ではよく聞く話ですが、実際に体組成としてどれくらい増えるのかは意外と誤解されやすいポイントです。 2025年に発表されたランダム化比較試験(RCT)では、 クレアチン5 g/日を13週間摂取した場合の除脂肪量(LBM)の変化 を、かなり厳密に検証しています。 この記事では、その研究結果をもとに「クレアチンは本当に筋肥大に効くのか?」を分かりやすく解説します。 研究の概要:何を調べたのか? この研究では、 クレアチン摂取だけの期間 → トレーニング期間 という流れを分けて評価している点が特徴です。 対象者 男女63名(女性34名・男性29名) 平均年齢:31±8歳 トレーニング経験はバラバラ(初心者〜経験者混在) グループ分け クレアチン群 クレアチンモノハイドレート 5 g/日を13週間摂取 コントロール群 サプリメントなし スケジュール 週0 :DXA(X線)で除脂肪量(LBM)を測定 週1 : クレアチン群:7日間クレアチンのみ摂取(運動なし) 再度DXA測定 週2〜13 : 両群とも同じ全身
1月30日


【最新研究】乳製品はお腹の脂肪を増やす?減らす?内臓脂肪・腹部肥満と乳製品摂取の本当の関係
「牛乳は太る」「ヨーグルトはダイエットにいい」 こうした情報がネット上にはあふれていますが、実際に 科学的に見るとどうなのか は、意外と知られていません。 2025年に発表されたこの研究は、 乳製品の摂取量と腹部肥満(お腹周りの脂肪)との関係 を、多数の疫学研究を統合して分析した信頼性の高いメタ解析です。 乳製品と腹部脂肪の関係性とは? この研究は以下を目的としています。 乳製品の摂取量と 腹部肥満 の関係 摂取量が増えるほど影響はどう変わるのか(用量反応関係) 結果の信頼性を GRADE という評価法で整理 対象となった乳製品は、 牛乳 ヨーグルト チーズ 乳製品全体 と、日常的によく食べられているものです。 腹部肥満とは何か? 腹部肥満とは、単に体重が多い状態ではなく、 ウエスト周囲径が大きい 内臓脂肪が多い 状態を指します。 腹部肥満は、 糖尿病 高血圧 脂質異常症 などと強く関係するため、 ダイエットや健康管理では特に重要な指標 とされています。 乳製品と腹部肥満の全体的な結果 このメタ解析で示された最も重要な結論は以下です。...
1月14日


炭水化物をたくさん摂っても「筋肉」はすぐ回復しない?最新研究が示した“意外な事実”
「トレーニング後は、とにかく炭水化物をたくさん摂れば回復する」そう思っている人は多いかもしれません。 しかし、2025年に発表された最新研究では、 かなり大量の炭水化物を摂取しても、筋肉の回復は思ったほど早く進まない ことが示されました。 運動後の高炭水化物摂取で糖は回復するのか? この研究では、 よく鍛えられた自転車競技者 を対象に、 エルゴメーターを用いた高強度運動を実施 その後6時間までは30分ごとにショ糖飲料水を摂取(6時間で7.2g/kg) 8時間後と10時間後の2回は炭水化物(1.4g/kg)を含む食事の摂取 体重1kgあたり10g という非常に多い量の炭水化物を摂取 という条件で、**肝臓と筋肉に蓄えられるグリコーゲン(糖の貯蔵量)**がどう回復するかを調べました。 結果はどうだったのか? 結論は、とてもシンプルです。 肝グリコーゲン(肝臓の糖)は速やかに回復した(6時間で100%回復) しかし、 筋グリコーゲン(筋肉の糖)は十分に回復しなかった(12時間で70%回復) つまり、 👉 炭水化物を大量に摂っても、まず回復するのは「肝
1月8日


【最新研究】なぜ人は不健康な食べ物を選んでしまうのか?
「体に良いと分かっているのに、ついジャンクフードを選んでしまう」 「ダイエット中なのに甘いものがやめられない」 こうした経験は、多くの人に共通しています。実はこれは 意志の弱さだけが原因ではありません 。 2025年に発表されたこの論文では、 食べ物を選ぶ“決め手(ドライバー)”が、健康的な食品と不健康な食品で本当に違うのか? を、数多くのレビュー論文を統合して検証しています。 食べ物を選ぶ「ドライバー」とは? この研究でいう「ドライバー」とは、私たちが食べ物を選ぶときに影響を受ける要因のことです。 主に以下のような要素が含まれます。 ① 人口動態要因(年齢・性別・社会経済状況など) ② 環境要因(手に入りやすさ・価格・販売環境) ③ 家庭環境・生活習慣 ④ 知識とスキル ⑤ 身体的特徴・健康状態 ⑥ 食品そのものの特性(製品特性) ⑦ 心理的要因 ⑧ 社会的要因 この論文では、健康的な食品(野菜・果物・全粒穀物など)と 不健康とされやすい食品(高脂肪・高糖質・超加工食品など) で、これらの影響がどう違うのかを整理しています。 ① 人口動態要因(
1月7日


【最新研究】高校生アスリートの成長とパフォーマンスを支える「ライフスタイル医学・6つの柱」とは?
部活動やクラブチームで頑張る高校生アスリートにとって、「練習量」や「才能」だけが結果を決めるわけではありません。 2025年に発表されたこの システマティックレビュー では、ライフスタイル医学(Lifestyle Medicine)の「6つの柱」が高校生アスリートの 競技パフォーマンス 体力・回復力 ケガや不調のリスク にどのような影響を与えるのかが、数多くの研究をもとに整理されています。 ライフスタイル医学の「6つの柱」とは? ライフスタイル医学とは、 薬や治療に頼る前に「生活習慣そのもの」を整えることで健康と能力を高める考え方 です。 この分野では、以下の6つが重要な柱とされています。 栄養(食事) 身体活動・運動(トレーニング) 睡眠 ストレス管理 有害物質の回避(喫煙・過度なアルコールなど) 社会的つながり・メンタルサポート このレビューでは、これらが 高校生アスリートの競技力にどう関係するか を検証しています。 ① 栄養:パフォーマンスの「土台」 研究全体を通して、 食事の質と量は競技力の基盤 であることが示されています。 特に重要なの
2025年12月26日
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