ゼロカロリー飲料は太らない?『非栄養性甘味料』のリスクを解説
- 村上 拓斗

- 5月8日
- 読了時間: 3分

太りたくないからゼロカロリー飲料を選ぶ方は多いのではないでしょうか?
砂糖が含まれていないから大丈夫という理由で毎日飲むのは危険です。
カロリーを無くすため砂糖の代わりに甘さを出す「非栄養性甘味料」を使用しているためです。
今回はこの「非栄養性甘味料」の長期的な摂取が及ぼす健康への影響について、わかりやすく解説していきます。
是非、最後まで読んでみてください!
■ゼロカロリー飲料は本当に太らないのか?
①介入研究(RCT:ランダム化比較試験)
対象:約1,000人
期間:6か月
分析:非栄養性甘味料摂取するグループと摂取しないグループに分け、BMIの変化を調査
②観察研究(コホート研究)
対象:約406,000人
期間:平均10年間
分析:日常的に非栄養性甘味料を摂取し続けた人の体重増加や病気リスクとの関与を調査
非栄養性甘味料の摂取による見た目の変化(体重やウエスト)や病気の発症率等を調べた長期間に渡る精度の高い研究です。
■結論:ゼロカロリーなのに太った
体重・BMIの増加
ウエスト周囲経の拡大
肥満・高血圧・メタボリックシンドロームのリスク増加
2型糖尿病・心血管疾患の発症リスク増加
太るどころか、病気のリスクまで高くなることが示されているのです。
■ゼロカロリーなのになぜ?
①脳のバグ
→舌は甘さ感じエネルギーが来ると反応するのに対し、実際にはカロリーが無いため脳が混乱し、
不足分を補おうと食欲を増進させる
②甘未への依存
→非栄養性甘味料は砂糖の数百倍の甘さがあると言われます。より甘いものを求め負のスパイラルに陥る
③腸内環境の変化
→腸内細菌のバランスを崩し、インスリンの働きを悪くする可能性
つまり、カロリーを抑えるためにゼロを選んでいるはずが、長期的な摂取は食欲を増加させ、腸内環境の乱れから代謝を悪化させる可能性があるのです。
■注意点
×カロリーが無いから飲み放題
◎「たまに飲む嗜好品として置き換える」という位置づけ
大切なのは付き合い方です。太りやすい状態を作るということを頭にいれておきましょう。
■まとめ
ゼロカロリー飲料は砂糖が無い分、非栄養性甘味料を多く含む
非栄養性甘味料の長期的摂取は肥満、生活習慣病等のリスクを上げる
非栄養性甘味料は食欲を増加させ、腸内細菌バランスを崩す可能性
短期的にはカロリーを抑えられても、長期的にみると代謝を乱し、生活習慣病のリスクを高める可能性があります。「カロリー」という数字だけに惑わされない食生活を心掛けていきましょう。
引用文献
Meghan B Azad,et al. Nonnutritive sweeteners and cardiometabolic health: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials and prospective cohort studies.CMAJ. 2017 Jul 17;189(28):E929-E939.
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