やる気ゼロでもOK『とりあえず動く』で脳をバグらせる技術
- 村上 拓斗

- 5月18日
- 読了時間: 3分

このブログを読まれている方は日々、筋トレや食事制限、有酸素運動など理想の体を目指して頑張っているトレーニーやダイエッター、あるいはアスリートの方もいるかと思います。
「今日はジムに行くのが面倒」
「やる気がでない」
このようなモチベーションの波に悩まされることもあるのではないでしょうか。
今回は「いかにしてモチベーションの波をコントロールし、日々のトレーニングパフォーマンスを最大化するか」を科学的なデータをもとに解説していきます。
■人間は動くと感情はどうなる?
今回の研究は、世界14カ国、8,223人のリアルな日常生活をターゲットにしています。
活動量計の記録:100万時間分
リアルタイム調査(今の気分)への回答:32万回
簡単に言うと、日常のちょっとした動き(歩く、階段を上る等)とその時の気分の良さが、どう影響し合っているかを調査した大規模な研究になります。
■動けば脳が「覚醒モード」に切り替わる
体を動かした直後、人間の感情はどう変化するのかが数値化されています。
エネルギー感(活気・やる気):+0.62ポイント
ポジティブな感情(喜び・楽しさ):+0.24ポイント
この+0.2~0.6ポイントと言われてもピンとこないかと思います。
研究チームはちょっとした移動や歩行がもたらす感情の効果は、
「音楽を聴く」「美味しいものを食べる」
など普段楽しいと感じる娯楽活動に匹敵するレベルであると示しています。
さらに、注目すべきはエネルギー感の数値が圧倒的に高まっているという点です。
つまり、
✖やる気が出たら動く
◎動いたら、エネルギーが湧いた
ということです。
■動くと脳内ではなにが起こっている?
じっとしている時は副交感感神経が優位になり、リラックスモードです。
そこから動き始めると
心拍数上昇 → 脳への血流増加
交感神経のスイッチON → 活動・覚醒モードに強制シフト
さらに、少しの動きでも筋肉を動かすことで脳内では神経伝達物質が分泌されます。
ドーパミン(やる気・ワクワクの源)
エンドルフィン(幸福感の源)
心理学的な側面では
座っていた状態から、立ち上がったり外に出たという行動そのものが無意識のうちに小さな達成感に繋がったり、周りの景色の変化や外の空気に触れることが刺激となり、気分をリフレッシュさせポジティブな感情を引き出すきっかけになるのです。
■ポイントはとりあえず動き出す
まずは、歩き出す、トレーニングウェアに着替えてみる、バーベルの前に立ってみる等、動いているうちに体が徐々に目覚めくるはずです。
そして気づいたときにはエネルギーが高まり、いつもより追い込んでいる自分がいるなんて経験はないでしょうか。
「気分が整ってから」ではなく「行動が気分を整える」
この順番の理解がモチベーションのコントロールのコツです。
■まとめ
人間は動くと強制的に脳が覚醒モードに切り替わる
やる気、モチベーションが上がらない日こそ、まずは動いてみる
行動そのものが気分を整える
引用文献
Johanna Rehder,et al.An individual participant data meta-analysis of how physical activity relates to affective well-being in daily life.Nature Human Behaviour. 2026 May 6.
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