なぜ頑張って運動しているのに痩せないのか?痩せる人と痩せない人の決定的な違い
- 村上 拓斗

- 5 日前
- 読了時間: 4分

ダイエットを始めると、
「もっと歩こう」
「もっと運動しよう」
と考える方は多いのではないでしょうか。
確かに運動は欠かせません。
しかし、
「運動量を増やせば増やすほど消費カロリーも増え続ける」
という考え方には限界があるようです。
今回は、運動量と消費カロリーの関係について解説していきます。
運動しているのになかなか痩せないという方はぜひ最後まで読んでみてください!
■運動量が増えれば消費カロリーも増える?
今回紹介する研究では、5カ国の25〜45歳の成人332名を対象に
身体活動量
総エネルギー消費量
基礎代謝量
体脂肪量
除脂肪体重(筋肉や骨など)
を測定し、
「身体活動量が増えると総エネルギー消費量はどのように変化するのか」
を分析しました。
■結論:消費カロリーは無限に増えない
分析の結果、
活動量が少ない人:運動量が増えるほど総消費カロリーも増加
ところが活動量が一定以上になると、
消費カロリーの増加は緩やかになり、増加が鈍化する
ことが示されています。
つまり、「運動量が2倍になれば消費カロリーも2倍になる」という単純な関係ではないことを意味します。
■なぜ鈍化するのか?
身体は想像以上に賢く、エネルギー不足から身を守るために省エネモードへ適応していく可能性があります。
身体が他の部分のエネルギー消費を調整→1日の総消費カロリーを一定範囲に保つ
例えば、
運動後に座る時間が増える
日常の細かな動きが減る
疲労によって活動量が低下する
といった変化が起こり得ます。
そして、筋肉以外の生理機能にもエネルギーは使われています。
免疫機能
炎症反応
ホルモン分泌
細胞修復
生殖機能
体温調節
運動量が増えたとき、身体はこれらに使うエネルギーを調整し、総消費エネルギーが大きく増えすぎないようにしていると考えられています。
■ダイエットで大切なのことは?
運動には、
筋肉量の維持向上
体力向上
血糖値改善
生活習慣病予防
睡眠の質向上
ストレス軽減
など数え切れないほどのメリットがあるのでやらなくて良いわけではありません。
知っておくべきことは
「痩せるためには運動だけでは限界があるかもしれない」
ということです。
30分〜1時間の運動で消費できるエネルギーはそれほど多くないと考えると、
食事を整えること
がより重要であると言えます。
■実践のポイント
①食事
②睡眠
③運動
この3つが揃って初めて健康的なダイエットが実現します。
どれかを選ぶことではありません。
痩せないからといって運動量だけを増やし続けるのではなく、
食事で必要な栄養を摂る
睡眠でしっかり回復する
その上で運動を行う
これが最も効率の良いダイエットへの近道です。
■まとめ
活動量が少ない人は運動量が増えるほど総消費カロリーも増加
活動量が一定以上になると消費カロリーの増加は緩やかになり、増加が鈍化する
身体が他の部分のエネルギー消費を調整し、1日の総消費カロリーを一定範囲に保つ可能性
運動量だけでは限界があり、食事と睡眠を組み合わせることで効率が上がる
運動だけで結果が出ず悩んでいる方は、食事と睡眠に目を向けてみてはいかがでしょうか。
引用文献
Herman Pontzer,et al.Constrained Total Energy Expenditure and Metabolic Adaptation to Physical Activity in Adult Humans.Curr Biol.2016 Feb 8;26(3):410-7.
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