脂肪燃焼効果が高いのは、下半身と上半身どっち?【最新研究】
- 村上 拓斗

- 7月15日
- 読了時間: 3分

皆さん、筋トレ後の回復中に脂肪燃焼が高まることはご存じでしょうか?
筋トレ中は主に糖質をエネルギー源として利用します。
一方、筋トレ後は脂質が優先的に利用されるようになり、これは「アフターバーン効果」と呼ばれる現象です。
実際に運動後の脂肪燃焼(脂質酸化)は、「脚トレの方が痩せる」など、トレーニング内容によって差があるのかは気になるところです。
今回は、バックスクワット(下半身)とベンチプレス(上半身)で運動後の脂質酸化に違いがあるのかを最新研究をもとに、わかりやすく解説していきます。
是非、最後まで読んでみてください!
■脂質酸化とは?
脂質酸化とは、体脂肪をエネルギーとして利用することです。
運動中だけでなく、運動後もしばらく脂肪は燃え続けるとされ、
どんな運動が脂質酸化を高めるのか
どれくらい効果が続くのか
はダイエットや健康づくりでも注目されています。
■上半身と下半身どちらのトレーニングが脂肪燃焼する?
研究対象は、トレーニング経験がある女性22名です。
参加者は、
バックスクワット(下半身)
ベンチプレス(上半身)
をそれぞれ別日に実施し、総トレーニング量(セット数×回数×重量)が同じになるよう統一。
脂質酸化は、
運動前
運動直後
30分後
60分後
90分後
に呼気ガス分析によって測定されました。
■結論①:種目を問わず脂肪燃焼は高まった
結論、
下半身トレーニングと上半身トレーニングで、脂質酸化率に有意な差は認められなかった。
つまり、
脚だから特別に脂肪が燃えるという結果にはなりませんでした。
■結論②:筋トレ後は脂質酸化がしっかり上昇
一方で、
どちらのトレーニングでも運動後の脂質酸化は有意に増加。
その効果は90分後まで持続しています。
つまり、
筋トレをすると部位に関係なく脂肪を使いやすい状態が続くことが示されたのです。
■なぜ脚トレが有利ではなかったの?
脚は筋肉量が多いので、「脚トレの方が脂肪が燃えそう」と思う方は多いでしょう。
しかし、脂質酸化を高めたのは
筋肉の大きさではなく、レジスタンストレーニングそのもの
だった可能性が示唆されています。
身体が筋トレ後の回復を行う過程で、
エネルギー消費
酸素消費
脂質利用
が高まることが重要なのかもしれません。
■実践へのポイント
この研究から言えることは、
✔ ダイエットのために脚トレだけを優先する必要はない
✔ 上半身の日でも脂肪燃焼効果は期待できる
✔ 大切なのは部位よりも継続して筋トレを行うこと
継続できる形でバランスよく全身を鍛えることが重要だと言えます。
■まとめ
下半身トレーニングと上半身トレーニングで脂質酸化率に差はなく、運動後90分間は脂質酸化が高まった
ダイエットでは「どの部位を鍛えるか」より「筋トレを継続すること」が重要
ダイエット成功の近道は、どこを鍛えるかではなく、自分が継続できる筋トレを積み重ねること。
その積み重ねが、脂肪燃焼しやすい身体づくりにつながります。
引用文献
Alyssa L Parten,et al.Comparison of Post-Exercise Lipid Oxidation Rates Between Lower and Upper-Body Resistance Training in Well-Trained Females.Med Sci Sports Exerc. 2026 Apr 29.
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