top of page

COLUMN
パーソナルジムコラム


HMBで「脂肪だけ落とす」ことはできるのか【最新研究】
「ダイエットをしたら筋肉まで落ちてしまった…」 食事制限によって体重が減っても、脂肪だけでなく筋肉も一緒に減ってしまうケースは珍しいことではありません。 筋肉が減ると基礎代謝が低下し、リバウンドしやすい身体になってしまうことも広く知られていることかと思います。 ダイエットで目指すべきは、「体重を減らすこと」ではなく、「脂肪を減らして筋肉を維持または増加させること」です。 そこで2026年に発表された最新のランダム化比較試験では、CaHMB(カルシウム・β-ヒドロキシβ-メチル酪酸)を含む栄養補助食品が、食事制限中の筋肉量を守りながら脂肪を減らせるのかが検証されました。 今回は、その研究をわかりやすく解説します。 是非、最後まで読んでみてください! ■CaHMBとは? CaHMB(カルシウム・β-ヒドロキシβ-メチル酪酸)は、必須アミノ酸であるロイシンから体内で作られる成分に、カルシウムを結合させた成分です。 これまでの研究で、 筋タンパク質の合成を促進する 筋肉の分解を抑える 働きがあると示されています。 ■研究内容 対象はBMI28以上の肥満成
7月20日


そのダイエット、本当に大丈夫?筋肉が減る割合が明らかに
「ダイエットをすると筋肉も落ちる」 この話を聞いたことがある方は多いでしょう。 しかし実際に、 体重が10kg減ったら、筋肉は何kg減るのか。 気になるところだと思います。 今回は、MRIを用いて筋肉量を正確に測定し、ダイエットによる体重減少のうち、どのくらいが骨格筋(筋肉)なのかを検証した研究を解説していきます。 ダイエット中に筋肉を守る重要性について理解が深まるはずです。 是非、最後まで読んでみてください! ■ダイエットでは脂肪だけが減るわけではない 体重が減ると、 体脂肪 筋肉 水分 などが一緒に減少します。 この中でも特に重要なのが骨格筋(筋肉)です。 筋肉は見た目だけでなく、 基礎代謝を維持する 日常生活を楽にする 転倒予防 血糖値の改善 リバウンド予防 など、多くの役割を担い、生きていく上で欠かせない重要組織です。 つまり、 ダイエットで筋肉まで大きく失ってしまうと、健康面にもダイエットの成功にも悪影響が出てしまうのです。 ■筋肉はどれくらい減るの? 今回の研究は、 12〜14週間のダイエット研究(74名) 12か月のダイエット研究(
7月11日


【糖質制限ダイエット】リバウンドだけじゃない!〇〇が弱くなる?
糖質制限は体重が落ちやすいダイエット法として実践する方が多いと思います。 しかし、極端な糖質制限はリバウンドのリスクを上げるだけではなく、 「骨の健康」にも影響する可能性があることが示されています。 今回は、約13,000人を対象に行われた大規模研究をもとに、糖質制限と骨粗鬆症性骨折の関係についてわかりやすく解説していきます。 是非、最後まで読んでみてください! ■糖質制限は骨にも悪影響? 今回の研究では、アメリカの国民健康栄養調査(NHANES)に参加した20〜80歳の13,025名を対象に、 普段どのような食事をしているか 骨粗鬆症による骨折歴 との関連を調査。 「低炭水化物食スコア(LCDスコア)」という指標を用いて評価しています。 糖質が少ない 脂質が多い たんぱく質が多い 食事ほどスコアが高くなる評価方法です。 つまり、スコアが高いほど糖質制限の程度が強い食事ということになります。 ■結論①:糖質制限が強い人ほど骨折リスクが高かった LCDスコアが1ポイント高くなるごとに、 骨粗鬆症性骨折のリスクは約1.1%増加。 さらに、 最も糖質制
7月2日


なぜ消防士からパーソナルトレーナーになったのか①
今回は研究や論文の紹介ではなく、なぜ私がパーソナルトレーナーという道を選んだのかについて書いていきます。 少し個人的な話になりますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです! ■11年間の消防人生 私には11年間、消防士として働いてきた過去があります。 なにかをやらかして辞めたわけではありません笑 消防の仕事は本当に素晴らしいと今でも思っています。 なぜなら人生の苦しいであろう瞬間に寄り添い、力になれる仕事であったからです。 そんな仕事に携われたことを誇りに思っています。 ■火災は減ったのに救急は増え続けている 全国的に見ても火災件数は昭和から平成初期に比べると大幅に減少傾向にあります。 これは消防職員による火災予防活動や地域住民の防火意識向上の賜物であり、非常に喜ばしいことだと思っています。 しかし、その一方で救急出動件数は増加し続けています。 病気の原因はもちろん自分では変えられない要因もあります。 それでも、 肥満 運動不足 食習慣の乱れ が生活習慣病のリスクを高めることは広く知られています。 救急現場で多くの方と接してきた中で、...
6月3日


『肥満メモリー』とは?【リバウンドの科学】
ダイエット後のリバウンドは本当に悲しいですよね。 2025年に発表されたレビュー論文では、ダイエット後の体には体重を元に戻そうとする仕組みが備わっている可能性が示されています。 今回はこのレビュー論文をもとに、なぜリバウンドが起こるのかを分かりやすく解説していきます。 是非、最後まで読んでみてください! ■体は「元の体重」に戻ろうとする 私たちの体は急激に体重が減ると、 「何か異常事態が起きている」 と判断します。 すると体は失った体重を取り戻そうと様々な反応を起こします。 これは「肥満メモリー」と呼ばれ、脂肪細胞や免疫細胞の一部は肥満だった頃の特徴を記憶している可能性があると報告されているんです。 つまりリバウンドは根性や努力不足だけの問題ではなく、体の自然な反応でもあるのです。 ■痩せるとお腹が空きやすくなる ダイエット中、 常に何か食べたい 甘いものが欲しくなる 食欲が抑えられない こんな経験をしたことはありませんか? 減量後の脳は空腹を感じやすい状態になる可能性が示されています。 簡単に言うと、 「失った体重を取り戻すためにもっと食べて!
5月31日


【リバウンドの科学】繰り返すリバウンドとおさらばしたい方必見!
「せっかく頑張って体重を落としたのに、気づいたら元に戻っていた…」 そんな「リバウンド」の経験はありませんか? ダイエット中に『筋肉』を減らしてしまうと、リバウンドしやすいことは良く耳にしますよね。 では、実際にどれくらいリバウンドするのか気になりませんか? 今回は、筋肉が減るとどれくらいリバウンドしてしまうのかを追跡した研究をもとに「なぜリバウンドが起きるのか」「どうすれば防げるのか」を分かりやすく解説していきます! ■筋肉を落とすとどれくらいリバウンドする? 今回の研究では、過体重の女性141人を対象に、食事制限(1日800kcalの厳しい制限)や運動(有酸素運動または筋トレ)を組み合わせた減量プログラムを実施 目標達成後、自由な生活に戻ってもらい 1年後にどれくらいリバウンドしたかを追跡した研究になります。 ■リバウンドの原因は「除脂肪量」の減少にあった! 参加者は平均して 体重:−12.1kg 体脂肪量:−11.3kg の減量に成功 ここまでは大成功に見えますよね。 しかし、1年後の追跡調査の結果、 平均して約6kg(減った分の約半分)リ
5月25日


体重が減っても痩せたとは限らない?『体重』よりも『体組成』に着目する
「とにかく体重を落としたい!」 と毎日体重計に乗り、数字を見ることを楽しみにダイエットをしていませんか? ただ体重を減らすだけのでダイエットには恐ろしい落とし穴が隠されています。 重要なのは、体重計の数字よりも「体組成」です。 つまり、脂肪が減ったのか筋肉が減ったのか? 何が減ったのかを見る必要があるということです。 ■ダイエット中に取り入れるべき運動とは? 運動せず、食事制限(カロリー制限)のみのダイエットを行うと、筋肉がごっそり落ちると言われています。 筋肉は体の中でエネルギーを消費してくれる「代謝のエンジン」なので 筋肉が減る→エネルギー消費量低下 以前より太りやすい体が完成します。 では、筋肉を落とさず、脂肪のみを落とすにはどうしたらよいのか? 成人男女304名を対象に約5ヶ月間、-500キロカロリーの食事制限を行い、以下3つのグループの体組成の変化を追跡した研究をもとに解説します。 運動なし 有酸素運動(週150~250分) 筋トレ(週2~3回) ■食事制限×筋トレの圧倒的な効果 結論は 男性女性ともにどのグループも 体重の減り方に大き
5月16日


筋トレ=見た目だけじゃない“代謝の中心”を変える最強の習慣とは?
「筋トレって見た目のためでしょ?」 かっこよくて、美しいメリハリのある体になれたらそりゃあ良いけど、そこまで求めてないから筋トレはしない。そう思っていませんか? 筋トレはボディビルの大会に出る人だけがやるものではありません。 筋肉は単なる“動くための組織”ではなく、 全身の代謝をコントロールする“中心的な臓器”であることがわかっています。 今回は、111本の研究・約1900人の男性を分析した大規模な研究をもとに、筋トレをすることの価値を解説していきます。 ■ 筋トレで体はどう変わるのか? →筋肉量は平均 約+1.5kg増加 ▶ ポイント 初心者でもOK 経験者でもOK 年齢・体格関係なし 筋トレによって、誰でも筋肉をつけることが可能です。 ■ 筋肉は「代謝の中心」 筋肉は、エネルギー代謝・タンパク質代謝を調整し、全身の臓器と連携する中心的な組織である。 エネルギーを使う 栄養を処理する 体の状態をコントロールする 簡単に言うと、栄養を「使うか貯めるか」バランスを調整してくれるということです。 ■ 筋肉は「栄養の処理工場」 食事をすると 炭水化物
4月24日
bottom of page
