急激なダイエットは本当にリバウンドするのか?

「ダイエットはゆっくり痩せたほうがいい」
「急激に体重を落とすと、結局リバウンドする」
確かに、自己流で極端に食事量を減らすダイエットには注意が必要です。
では、
「急速に痩せる=リバウンドする」
という考え方は、本当に正しいのでしょうか?
今回は2026年に発表された研究をもとに、減量のスピードとリバウンドについてわかりやすく解説していきます。
ぜひ最後まで読んでみてください!
■どんな研究?
今回の研究では、BMI30kg/m²以上の肥満成人284名が対象となりました。
参加者の約90%は女性です。
参加者をランダムに、
急速減量群:142名
緩徐減量群:142名
の2グループに分けました。
まず16週間、それぞれ異なる方法で減量を実施。
その後は両グループとも同じ36週間の「体重再増加予防プログラム」を行い、約1年間の体重変化を比較した研究です。
■16週間でどのくらい痩せた?
最初の16週間が終了した時点での体重減少率は、
〇急速減量群:−12.9%
〇緩徐減量群:−8.1%
当然ながら、最初の16週間では急速減量群のほうが大きく体重を落としていました。
■では、1年後はリバウンドした?
ここが今回の研究で気になるところです。
「最初に大きく痩せても、結局リバウンドするのでは?」と思う方もいるでしょう。
52週間後の平均体重減少率は、
〇急速減量群:−14.4%
〇緩徐減量群:−10.5%
急速減量群は最初に大きく体重を落としただけではありません。
1年後でも、緩徐減量群より大きな体重減少が維持されていました。
■「急速に痩せる=必ずリバウンド」とは限らない
「急速に痩せると必ず大きくリバウンドする」という単純な考え方は支持されませんでした。
ただし、早く痩せればリバウンドしないという意味でもありません。
今回の研究では、減量が終わったあとにも長期間のサポートが行われていたからです。
■「急速減量」はどのくらい食事を減らした?
今回の研究で重要なのが、実際にどのような減量を行ったのかです。
急速減量群
最初の16週間に段階的なエネルギー制限を行いました。
〇1〜8週目:1,000kcal/日未満
〇9〜12週目:1,300kcal/日未満
〇13〜16週目:1,500kcal/日未満
かなり大きなエネルギー制限です。
一方、
緩徐減量群
「推定される1日の総消費エネルギーから800〜1,000kcal減らす」という方法が取られました。
緩徐減量群の自己申告による平均摂取エネルギーは、約1,400kcal/日でした。
■自己流で「1,000kcal以下にすればいい」という研究ではない
ここは非常に重要です。
今回の結果を見て、
「早く痩せたいなら、1日1,000kcal以下にすればいいんだ!」と考えるのは適切ではありません。
今回行われたのは、自己流の極端な食事制限ではなく、専門的に管理された構造化された減量プログラムです。
最初の16週間には毎週、対面でのグループ減量セッションも行われました。
また、単純に「食べる量を減らす」だけではありません。
食事はノルウェーの食事ガイドラインをベースに、
野菜
果物
全粒穀物
低脂肪乳製品
魚
卵
赤身肉
その他のタンパク質食品
などを取り入れながら、飽和脂肪や添加糖を抑えるよう指導されていました。
つまり今回検証されたのは、
「自己流のクラッシュダイエット」ではなく、
「専門的に管理された急速減量」だということです。
■実は「痩せたあと」の36週間が重要
今回の研究で注目したいのが、16週間の減量期間が終了したあとです。
両グループとも、その後36週間にわたって体重再増加を防ぐためのプログラムを受けました。
最初の3カ月間:2週間ごとの対面グループミーティング
その後5カ月間:月1回のミーティング、ウェビナー、ビデオ、電話などによる個別フォロー
つまり、
「痩せたからダイエット終了!」ではなかったのです。
さらに急速減量群では、減量終了後に食事量を一気に以前の状態へ戻したわけではありません。
維持期の最初の1カ月間は、
「1日の摂取エネルギーを100〜300kcalずつ増やす」という方法が取られました。
そして、体重が安定するポイントを探します。
減量する
↓
少しずつ食事量を増やす
↓
体重が安定する摂取量を探す
↓
体重変化を見ながら調整する
↓
継続的にフォローする
というところまでプログラムとして設計されていました。
「減量後にどう体重を管理するか」
も今回の結果を考えるうえで重要なポイントです。
■急速減量したほうがいい?
今回の研究結果から、
「ダイエットするなら、とにかく摂取カロリーを減らして早く痩せたほうがいい」とは言えません。
特に今回行われた、
1,000kcal/日未満
というエネルギー制限は、かなり厳しいものです。
自己流で極端なエネルギー制限を行えば、
必要な栄養素が不足する
筋肉量が減少する可能性がある
体調を崩す
食行動が乱れる
継続が難しくなる
などの問題が起こる可能性があります。
今回評価されたのは、あくまでも専門的に管理された減量プログラムです。
「急速減量=安全」
「1,000kcal以下にすれば痩せやすい」
と単純に解釈しないことが大切です。
■ダイエットは「痩せたあと」まで考える
今回の研究から見えてくるのは、減量スピードだけでダイエットの良し悪しを判断するのは難しいということです。
重要なのは、「どうやって痩せるか」だけではありません。
「痩せたあと、その体重をどう維持するか」まで考えてダイエットを設計していきましょう。
■まとめ
今回の研究から学べるのは、
「とにかく早く痩せればいい」ということではなく、
「適切に管理された減量であれば、初期に大きく体重を落とす方法も選択肢になり得る。そして、減量後の維持まで含めて考えることが重要」ということではないでしょうか。
引用文献
Rapid versus Gradual Weight Loss for Reducing Risk of Obesity-Related Complications: A Treat-to-Target Analysis of an RCT.European Congress on Obesity(ECO 2026), Istanbul, 2026.
釧路市パーソナルジムなら「R.Physio lab」へ!
理学療法士監修釧路市パーソナルジム R.Physio labは
ダイエット&姿勢改善特化型パーソナルジムを運営しております!!
国際トレーニング資格保有のトレーナーがマンツーマンで皆様のダイエットをサポートしていきます!!
・ダイエットが上手くいかない
・ダイエットの方法が分からない
・ダイエットが続かない
・トレーニングで身体を痛めた
・トレーニングは一人では頑張れない
という理由で痩せることを諦めないでください!
当店に来て正しく健康になるダイエットを始めましょう!!





コメント