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体臭にも影響する!?高タンパク質ダイエットで意識したい腸内環境


筋肉をつけるために、高タンパクな食事を意識している方は多いでしょう。

実際に、筋肉の回復や成長には十分なタンパク質摂取が欠かせません。

しかしその一方で、高タンパク質な食事は腸内環境に影響を与える可能性があることも知られています。

近年では、腸内環境が

  • コンディション

  • 免疫機能

  • 消化吸収

  • トレーニングパフォーマンス

にも関係することが注目されています。


そこで2026年に発表された最新の研究では、高タンパク質食を摂取する男性アスリートを対象に、ビフィズス菌(Bifidobacterium longum BB536)が腸内環境やお腹の調子にどのような影響を与えるのかが調査されました。


今回は、この研究をわかりやすく解説していきます。

ぜひ最後まで読んでみてください!


■高タンパク質な食事は腸内環境に影響する?

筋肉づくりにはタンパク質が重要ですが、摂りすぎることで腸内ではタンパク質を分解する細菌の働きが活発になります。


その結果、

  • アンモニア

  • メチルメルカプタン

  • その他の腐敗産物

などが増え、お腹の不調や体臭に関係する可能性があり、筋肉には良い食事でも

腸には負担になるケースもある

ということです。



■今回の研究

今回の研究では、60名の健康な男子アスリート(平均18.6歳)を対象に実施されました。


参加者全員が、

〇通常の食事

〇ホエイプロテイン70g/日(タンパク質約50g)

を4週間続け、


① BB536(ビフィズス菌)

または

② プラセボ

を摂取しました。


高タンパク食+プロバイオティクス(善玉菌)が腸内環境に与える影響を調べた研究です。



■結論①全体では大きな差はなかった

腸内細菌や代謝物、お腹の症状などを比較しても、

BB536群とプラセボ群の間には統計学的な有意差は認められなかった。


この点は非常に重要で、

「プロバイオティクスを摂取すれば誰でも効果が出る」

というわけではないのです。


■結論②下痢症状は改善

一方で、


BB536群:下痢に関するスコアが改善


激しいトレーニングでは、

  • 最中にお腹が痛くなる

  • 下痢になりやすい

という方も少なくありません。

そのような方には役立つ可能性があります。



■結論③効果が出た人では善玉菌が増えていた

症状が改善した人では

〇Faecalibacterium(フェーカリバクテリウム)という善玉菌が増加。


この菌は

  • 酪酸を作る

  • 腸の炎症を抑える

  • 腸のバリア機能を守る

ことで知られています。


腸内環境が良好な人ほど、この菌が多いことも報告されています。



■結論④体臭に関係する成分も減少

これは、面白い結果です。

腸内環境が改善することで、

体臭に関係する物質にも影響を与える可能性が示されたのです。


BB536群では

  • 体臭の原因物質のひとつであるメチルメルカプタンが減少

  • 腸内環境が良好な指標となるプロピオン酸が増加


さらに、腸内細菌のタイプによってはアンモニアが減少する傾向も確認されています。


プロピオン酸増加

腸内環境改善

臭いの原因物質(アンモニア等)が作られにくくなる可能性



■なぜ人によって効果が違うの?

同じプロバイオティクスを摂取しても、

  • 効果が出る人

  • ほとんど変化しない人

が存在し、

これは、もともとの腸内細菌の状態によると考えられます。


近年はこのような

「腸内環境に合わせた栄養(プレシジョン・ニュートリション)」

という考え方が注目されています。



■ダイエット中も腸内環境は超重要

この研究はアスリートを対象にしていますが、筋肉を維持するためにタンパク質を多く摂るダイエッターにも意識してほしい内容です。


高タンパクな食事を活かすためにも、「腸内環境を整えること」は極めて重要です。



■まとめ

  • BB536は下痢症状の改善がみられた

  • 一部では善玉菌(Faecalibacterium)が増加した

  • 体臭に関係する成分が減少する可能性が示された

  • もとの腸内細菌の違いによって反応が異なる可能性がある



ダイエットやボディメイクでは「タンパク質をたくさん摂る」ことばかりが注目されがちですが、腸内環境まで含めた健康的な食生活の継続がポイントです。

腸内環境にも目を向け、身体の内側からコンディションを整えていきましょう。



引用文献

Shu Miyamoto,et al.Bifidobacterium longum BB536 is associated with improvements in gastrointestinal symptoms and odor-related metabolites in microbiota-defined subgroups of male athletes consuming a high-protein diet: exploratory randomized double‑blind placebo‑controlled trial.

J Int Soc Sports Nutr. 2026 Apr 27;23(1):2664664.



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