top of page

【運動は薬】運動習慣が医療費を変える?約6千人を調査した研究

8月19日
読了時間: 5分

運動が健康に良いということは、多くの方が知っていると思います。

しかし、実際に運動を習慣にするのは簡単ではありません。


運動施設が近くにあるか、気軽に身体を動かせる場所があるか、スポーツに参加しやすい環境が整っているかなど、私たちを取り巻く環境も運動習慣に大きく関係します。


では、街全体で「運動しやすい環境」をつくると、住民の医療費にも変化が起こるのでしょうか?


中国で行われた「スポーツ消費都市(Sports Consumption Cities:SCC)」という政策に注目し、運動やスポーツをしやすい環境づくりが住民の医療費にどのような影響を与えるのかが調査された研究をもとに解説していきます。

ぜひ最後まで読んでみてください!


■「スポーツ消費都市(SCC)」とは?

今回の研究で注目されたのが、中国で2020年から始まったスポーツ消費都市という取り組みです。

簡単にいうと、

「市民がもっとスポーツや運動に参加しやすい街をつくろう」という政策です。

単純に「運動しましょう」と呼びかけるだけではなく、

スポーツ施設や公共サービスの充実によって環境そのものを変えて、スポーツ関連のサービスを利用しやすくすることで、住民が身体を動かす機会を増やすことを目的としています。



■6,484人のデータから医療費への影響を調査

研究では、中国の大規模な追跡調査である「China Family Panel Studies(CFPS)」などのデータが使用されました。

2014〜2022年のデータを使用し、最終的に6,484人が分析対象となっています。


そして、スポーツ消費都市に

  • 指定された都市に住む人

  • 指定されていない都市に住む人

を比較し、政策が始まった前後で医療費がどのように変化したのかを分析しています。



■結論:スポーツをしやすい街では医療費が減少


スポーツ消費都市に指定された都市:住民の医療費が10.86%減少


では、なぜ医療費が減ったのでしょうか?



■なぜ医療費が減った?4つの変化

医療費が減少した背景として、


①スポーツへの支出が増えた


病気になってから治療する

↓

健康を維持するために使う


研究ではこれを、将来の健康に対する「先行投資」のように捉えています。



②運動する頻度が増えた

運動できる施設やサービスが身近にあれば、

「運動した方がいいのは分かっているけど、なかなかできない」

という人でも身体を動かしやすくなります。

その結果として医療サービスを必要とする機会が減る可能性が考えられています。



③「自分は健康だ」と感じる人が増えた

自己評価による健康状態の改善が示唆されています。

身体を動かす機会が増えたり、健康的な生活を送りやすくなったりすることで、自分自身の健康状態に対する評価が良くなった可能性があるとされています。


④抑うつレベルが低下

興味深いことに、変化したのは身体面だけではなく、抑うつレベルの低下も示唆されています。


つまり、

スポーツをしやすい環境

↓

スポーツへの参加・支出が増える

↓

運動頻度が増える

↓

身体的・心理的な健康状態が改善する

↓

医療サービスへの依存が減る可能性


という一連の流れが医療費を抑えた可能性があると考えられています。



■特に60歳以上では効果が大きかった

さらに研究では、すべての人に同じような結果が出たわけではありませんでした。

特に医療費の減少が大きかったのが60歳以上の人です。


年齢を重ねるほど病気や身体機能低下のリスクが高まりやすくなる

→運動できる環境が身近にあることのメリットも大きくなる可能性


一方で、

すでに慢性疾患を持っている人:効果が小さい

→今回のような政策は病気になった人を治療するものというより、

健康な段階から病気を予防する「一次予防」として機能しやすいと考察されています。



■「運動は薬」

今回の研究から考えたいのは、

健康づくりは本人の努力だけの問題ではないということです。


「運動不足だから運動しましょう」と言うことは簡単です。


実際には、

  • 仕事が忙しい

  • 近くに運動施設がない

  • 運動方法がわからない

  • 一人では続けられない

など、運動を始められない理由はたくさんあります。


だからこそ、

「運動する意識」だけではなく、「運動できる環境をつくること」も重要なのかもしれません。


運動やスポーツを生活の中に取り入れやすい環境を街全体でつくることが、健康だけでなく医療費にも影響する可能性が示されました。


研究者らは、この結果を


Exercise is Medicine(運動は薬)


という考え方を支持するものと位置づけています。



■まとめ

運動しやすい環境をつくる政策が、「病気になってから医療に頼る形」から「日頃から健康を維持する形」へ変える可能性を示しています。


地域に運動を続けられる場所が増え、一人でも多くの方に運動が習慣として根付いていくことが、将来的な健康づくりや予防医療につながっていくのではないでしょうか。


アールフィジオラボは予防医療の価値を提供するパーソナルジムという立場から、運動を「特別なこと」ではなく「日常の当たり前」にできる場所を目指していきます!



引用文献

Ziwen Zhang,et al. Can sports consumption cities reduce residents' medical expenditures? Evidence from China.Front Public Health.. 2026 Apr 13:14:1822237.



理学療法士監修釧路市パーソナルジム R.Physio labは

ダイエット&姿勢改善特化型パーソナルジムを運営しております!!

国際トレーニング資格保有のトレーナーがマンツーマンで皆様のダイエットをサポートしていきます!!


・ダイエットが上手くいかない

・ダイエットの方法が分からない

・ダイエットが続かない

・トレーニングで身体を痛めた

・トレーニングは一人では頑張れない


という理由で痩せることを諦めないでください!

当店に来て正しく健康になるダイエットを始めましょう!!








コメント


釧路鳥取店_logo2.png

〒084-0907
北海道釧路市鳥取北5丁目1番19号

10時から20時最終受付

(日曜、祝日不定休)

無料駐車場 2台

セールスや勧誘のお電話お断り

r_map.png

Rフィジオ

​厚別本店はこちら

厚別パーソナルジムLOGO2.png

Copyright©R Physio lab. All Rights Reserved.

bottom of page