【ダイエット×睡眠】痩せない人が見落としている睡眠時間以外の習慣とは?
- 村上 拓斗

- 4 日前
- 読了時間: 4分

睡眠時間はしっかり7時間寝た方が良いというのはよく聞く話ですよね。
実は、睡眠時間だけではなく、
何時に寝るか
も体脂肪や健康に大きく関係している可能性があり、多くの人が見落としがちな習慣です。
「平日は23時に寝るのに、休日は深夜2時」
「仕事の日と休みの日で寝る時間がバラバラ」
こんな生活を送っている方も多いのではないでしょうか?
今回は、就寝時間のバラつきが体脂肪や炎症に与える影響を調べた研究をもとに、
・なぜ寝る時間が重要なのか
・体脂肪とどんな関係があるのか
について分かりやすく解説していきます。
■就寝時間を一定にすると体脂肪はどうなる?
今回の研究では、健康な成人女性37名を対象に6週間の観察を行いました。
参加者は全員、
睡眠時間は7〜9時間確保
特別なダイエット指導なし
特別な運動指導なし
という条件で生活しています。
「就寝時間を安定させたグループ」
と
「就寝時間が不規則だったグループ」
に分けて比較しています。
■結論① 就寝時間を一定にした人は体脂肪が減った
「就寝時間を安定させたグループ」
→総体脂肪量:減少
皮下脂肪量:減少
一方で、
「就寝時間が不規則だったグループ」
→体脂肪が増加する傾向
注目すべきなのは、
睡眠時間自体はほとんど変わっていない
ことです。
つまり、
「長く寝たから痩せた」
のではなく、
「同じ時間に寝るようになったから脂肪量が減った可能性がある」
と示唆されています。
■結論② 炎症マーカーも改善
さらに研究では、
白血球と血小板が結合したLPAという炎症マーカーを測定した結果、
「就寝時間を安定させたグループ」:炎症マーカー低下
「就寝時間が不規則だったグループ」:炎症マーカー増加
炎症は、
・肥満
・糖尿病
・動脈硬化
・心血管疾患
などと深く関係しています。
つまり、寝る時間を整えることは体脂肪だけでなく健康面にもメリットがある可能性が示されたのです。
■なぜ寝る時間がバラバラだと太りやすいのか?
① 体内時計が乱れる
私たちの体には約24時間周期で働く体内時計があります。
就寝時間がバラバラで体内時計が乱れると
食欲ホルモンのバランスが崩れる
→食べても満足しにくく、過食に繋がる
免疫調整が崩れ、炎症性サイトカインが過剰に出やすくなる
→インスリン感受性が低下する
②インスリン感受性の低下
インスリンは血液中の糖を細胞に取り込ませるホルモンです。
不規則な睡眠が続くと
インスリンが効きにくくなり、血糖が下がりにくい
→余った糖は最終的に脂肪として蓄えられる
脂肪組織そのものが炎症性サイトカインを産生し、悪循環を作ると考えられます。
■ダイエット中の人が意識したいポイント
睡眠時間だけではなく
「就寝時間を整えること」
も大切ということです。
毎日同じ時間に寝ることが理想です。
難しい場合でも、バラつきを最小限に抑える意識は持っておくと良いかもしれませんね。
■まとめ
就寝時間の安定は脂肪量の減少と炎症マーカー改善に関連する
体内時計が乱れ悪循環となる
ダイエットというと、食事や運動ばかりに目が向きがちです。
もし体重がなかなか落ちないのであれば、
「毎日同じ時間に寝られているか?」
も一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
引用文献
Marie-Pierre St-Onge,et al.Impact of change in bedtime variability on body composition and inflammation: Secondary findings from the Go Red for Women Strategically Focused Research Network.Int J Obes (Lond). 2020 Mar 5;44(8):1803–1806.
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