【最新研究】筋肉量と関係していた意外な飲み物とは?
- 村上 拓斗

- 6月7日
- 読了時間: 3分

みなさんは普段、お茶を飲む習慣はありますか?
筋肉を増やすために重要なのは、筋トレとタンパク質摂取というイメージが強いかと思います。
しかし近年では、お茶に含まれる成分が筋肉の維持に役立つ可能性が注目されています。
今回は2026年に発表された研究をもとに、「お茶の習慣的な摂取と筋肉量の関係」について解説していきます。
ぜひ最後まで読んでみてください!
■お茶の摂取と筋肉量は関係する?
この研究では、中国の石油企業に勤める労働者2,574人を対象に、
お茶を飲まない人
お茶を少量飲む人
お茶を多く飲む人
の3グループに分けて筋肉量を比較しています。
■結論:お茶を飲む人ほど筋肉量が多い傾向
骨格筋量指数はお茶を飲まないグループと比較して
お茶を少量飲む人:0.105上昇
お茶を多く飲む人:0.137上昇
お茶を飲む習慣がある人ほど骨格筋量が多い傾向が示されています。
この関連は年齢、性別、喫煙、飲酒、身体活動、疾患歴等多くの要因を考慮したうえでも統計的に有意とされています。
■なぜお茶が筋肉に関係あるのか?
お茶に含まれる生理活性成分の働きが関係していると考えられています。
①エピガロカテキンガレート(EGCG)
EGCGはお茶に豊富に含まれるポリフェノールの一種です。
強い抗酸化作用と抗炎症作用
→筋肉量の低下に関与する酸化ストレスや慢性炎症を抑える可能性
ミトコンドリア機能の改善作用
→筋肉のエネルギー産生に重要なミトコンドリア機能をサポートすることで、筋肉の維持に役立つ可能性
②L-テアニン
L-テアニンはお茶特有のアミノ酸です。
ストレス応答や免疫調節に関与
→継続的な身体的・精神的ストレス環境において筋肉への悪影響を軽減する可能性
つまり、お茶に含まれるEGCGとL-テアニンが、
酸化ストレスを抑える
慢性炎症を抑える
ストレス反応を和らげる
ミトコンドリア機能をサポートする
ことで、筋肉量に関与している可能性があると考えられています。
ただし、お茶の淹れ方によってこれらの成分の吸収量は異なることと、種類や濃さの詳細なデータは得られていないため今後さらなる研究が必要とされています。
■注意点
この研究はあくまで横断研究であり、「お茶を飲んだから筋肉が増えた」という因果関係を直接証明するものではありません。
しかし、お茶の摂取量と骨格筋量の関連が確認されたことは興味深い知見と言えます。
タンパク質摂取と筋トレ習慣という土台を築いたうえで日常的にお茶の摂取を取り入れることは筋肉の維持に役立つ可能性があり、現時点で大きなリスクはないでしょう。
■まとめ
お茶を飲む習慣がある人ほど骨格筋量が多い傾向
EGCG、L-テアニンの働きが関連している可能性がある
お茶を飲んだから筋肉が増えたという因果関係を直接証明するものではない
日常的にお茶の摂取を取り入れることは筋肉の維持に役立つ可能性がある
筋肉は年齢とともに少しずつ減少していきます。
だからこそ、日々の筋トレや食事管理を積み重ねながら、選択肢の一つとしてお茶を日常的に摂取してみても良いかもしれませんね。
引用文献
Haobiao Liu,et al. Socioeconomic stratification in the association between tea consumption and skeletal muscle mass among oilfield workers.Front Nutr. 2026;13:1777775.
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