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【最新研究】筋トレしているなら知っておきたい『コラーゲン』の新常識


「コラーゲンは肌や関節のためのもの」

そんなイメージを持っている方は多いかもしれません。

しかし、2026年に発表された最新のランダム化比較試験では、コラーゲンペプチドは筋肉内の結合組織等にも良い影響を与える可能性が示されました。


今回は、この最新研究をもとに、コラーゲンペプチドと筋肉の意外な関係について詳しく解説していきます。

是非、最後まで読んでみてください!


■筋肉は「筋線維」だけではできていない

筋肉というと、筋線維(筋肉そのもの)だけをイメージする方が多いでしょう。

しかし実際には、その周囲には細胞外マトリックス(Extracellular Matrix:ECM)という組織が存在し、組織の形を保ち、細胞の働きの調整を行います。


このECMの中心となるのがコラーゲンです。


筋肉を「建物」に例えるなら、

  • 筋線維=コンクリート

  • コラーゲン=鉄筋

のような存在です。


どれだけコンクリートを分厚くしても、基礎となる鉄筋が弱ければ丈夫な建物にはなりません。

コラーゲンは「筋肉を大きくする栄養」というよりも、


筋肉が力を発揮しやすく、壊れにくい環境を整える栄養


として期待されています。


■コラーゲン摂取は効果がある?


対象:29名の健康な若年男性

期間:12週間

比較:・コラーゲンペプチド:15g/日

   ・プラセボ


参加者は

  • 週3回

  • 70〜85%1RMの高重量レジスタンストレーニング

を実施。


コラーゲンペプチドを摂取しながら筋力トレーニングを行うと筋肉内のコラーゲンが増えるのかを調べています。


■結論:Ⅰ型コラーゲンの量に大きな差が出た

どちらのグループでも

  • Ⅲ型コラーゲン

  • Ⅳ型コラーゲン

の増加が確認され、統計的な差はなかったようです。


注目すべきはⅠ型コラーゲンです。

体内の約90%はⅠ型コラーゲンが占めていると言われています。

研究の結果、筋肉内のⅠ型コラーゲン量は、


  • コラーゲンペプチド群:約29.8%増加

  • プラセボ群:約9.9%増加

となり、

コラーゲンペプチドを併用することで増加がさらに大きくなる可能性

が示されたのです。



■なぜコラーゲンペプチドで増えたの?

研究ではいくつかの理由が考察されています。


① コラーゲンの材料を補給できる

コラーゲンには

  • グリシン

  • プロリン

  • ヒドロキシプロリン

が多く含まれています。


これらはコラーゲン合成に欠かせないアミノ酸です。

特にグリシンは体内で十分に作れない可能性があり、

運動

コラーゲン合成が活発

不足しやすい

と考えられています。


② コラーゲン由来ペプチドが細胞に刺激を与える

コラーゲンペプチドは単なる材料ではありません。

吸収された一部のペプチドは

  • 細胞外マトリックスのリモデリング

  • コラーゲン合成シグナル

を活性化する可能性が示されています。


つまり、

材料+合成のスイッチ

両方に働く可能性があるのです。



■なぜⅠ型コラーゲンが重要なのか?

このコラーゲンが増えることで、

  • 筋肉の構造がより安定する

  • 筋線維をしっかり支える

  • 筋肉から腱への力の伝達を支える

などのメリットが期待されています。


筋肉は「大きさ」だけではなく、

力を効率よく伝えられる構造も非常に重要なのです。



■筋肥大にも関係する?

筋肉を支える結合組織が発達することで、

  • 筋肉全体の構造

  • 除脂肪体重の増加

  • 力の伝達効率

にも良い影響を与える可能性があると考察しています。


筋力アップや筋肥大が直接向上するというより、筋肉の構造的な適応を助けるという認識が妥当でしょう。


■注意点

今回の研究は、

  • 対象は29名の筋トレ経験のない健康な男性のみ

  • 29名と比較的小規模

であるため、筋トレ経験者、女性や高齢者への一般化は今後の更なる研究が待たれます。


■まとめ

  • 筋肉には筋線維だけでなくコラーゲンが豊富に存在する

  • 12週間の高重量筋トレで筋肉内コラーゲンは増加する

  • コラーゲンペプチド15g/日を組み合わせるとⅠ型コラーゲンがより大きく増加した

  • 筋肉を支える「土台」の強化につながる可能性がある



コラーゲンペプチドは、筋肉そのものを増やすというよりも、「筋肉を支える土台づくり」をサポートする栄養戦略として、今後さらに注目されるかもしれません!



引用文献

Simon Jerger,et al.Specific collagen peptides supplementation increases collagen type I content in skeletal muscle after 12 weeks of high-load resistance training: a randomized controlled trial.

Front Physiol. 2026 Jun 15;17:1839695.



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