お酒との上手な付き合い方【太る人と太らない人の違い】
- 村上 拓斗

- 6月25日
- 読了時間: 3分

「お酒を飲むと太る」
このように言われることは多いですが、本当に原因はアルコールだけなのでしょうか?
アルコールは1gあたり約7kcalと高カロリーですが、研究では「お酒を飲む人が必ず太る」という結果ばかりではありません。
では、なぜ同じようにお酒を飲んでも太る人と太らない人がいるのでしょうか。
今回は2026年に掲載された研究をもとに、お酒と食欲、そして太りやすさの関係について解説していきます。
ぜひ最後まで読んでみてください!
■お酒を飲むと身体では何が起こる?
アルコール摂取はFGF21と呼ばれるホルモンを分泌し、うま味を好む傾向を高めることが示唆されています。
簡単に言うと、
脳に「タンパク質が足りない」というシグナルを送る役割です。
■研究内容
今回の研究は、オーストラリアの成人約9,300名の1日の食事データを解析し、飲酒した日と飲酒していない日で、何をどれくらい食べるかを比較しています。
調べているのは主に3つです。
飲酒した日にどんな食品を食べるか
うま味系の食品が増えるか
総エネルギー摂取が増えるか
■結論
飲酒者はそうでない人と比較すると
うま味の強い食品の摂取量が有意に増加
甘い食品の摂取量は有意に少ない
そして同じ人の「飲酒日」と「非飲酒日」の比較では
飲酒した方がうま味食品の摂取量が多い傾向
が確認されています。
つまり、お酒を飲むと自然と
焼き鳥
唐揚げ
ポテト
ラーメン
など、うま味の強い食べ物を求め、タンパク質が十分に摂れている場合でも不足しているかのような状態を作りだす可能性があるのです。
ここからが重要です。
うま味を求めた身体に何を取り込むかです。
■プロテインレバレッジとは
基本的にうま味の強い食べ物はタンパク質が豊富な食べ物です。
しかし、現代はうま味があるのにタンパク質が少ない食べ物は多く、スナック菓子なんかが良い例です。これは食べても脳はタンパク質が補給されたと認識しにくいのです。
私たちの身体は必要なタンパク質を摂るまで食べようとする性質があります。
この性質によって食べ続けるという現象が引き起こされ、結果的に総摂取エネルギーが増えてしまうと考えられています。
これをプロテインレバレッジと呼んでいます。
■ダイエット中に意識したいポイント
ポイントはお酒とうまく付き合うことです。
つまり、
一緒に食べるものを見直すこと
が重要です。
刺身
鶏むね肉
冷奴
卵
などタンパク質が豊富で加工度の低い食品を選ぶことで、うま味欲求とタンパク質補給が同時に満たされ、過食を防ぐ戦略になり得ます。
■まとめ
アルコール摂取はうま味欲求を高めるホルモンが分泌される
現代ではうま味はあるが低タンパクな食品が多く存在する
低タンパク食品ではタンパク質が満たされるまで食べ続け過食に繋がる可能性
タンパク質が豊富で加工度の食品を選ぶのがポイント
食品の質を意識する習慣が身体への影響を左右するかもしれません。
次回お酒を飲む機会があれば、おつまみ選びにも意識を向けてみてください。
引用文献
Amanda Grech,et al. Protein Decoys, Alcohol, and Energy Intake: Testing a Mechanistic-Ecological Model.Obes Rev. 2026 May 19:e70138.
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