歩数から考えるダイエット成功の鍵
- 村上 拓斗

- 8月2日
- 読了時間: 4分

ダイエットには運動と食事は欠かせない要素です。
しかし、忙しい毎日の中でジムに通って運動をするのが難しい方も多いのではないでしょうか?
そこで大切になってくるのが、
『毎日の生活の中で自然と身体を動かす環境』です。
2026年に掲載された最新研究では、日本人約154万人の歩数を解析し、住む環境によって1日の歩数が約2倍も違うことが明らかになりました。
今回はこの研究からダイエットに役立つ『環境作り』の重要性について解説します。
ぜひ最後まで読んでみてください!
■一日の歩数はどれくらい?
この研究では、約154万人の日本人(20〜64歳)のスマートフォンの歩数データを解析しました。
さらに、
住んでいる市町村
学歴
収入
就業状況
街の歩きやすさ(ウォーカビリティ)
との関係を詳しく調べています。
ここまで大規模に日本全国を対象として解析した研究は非常に珍しいものです。
■結論:住む場所で歩数は約2倍違う
全国951自治体を比較すると、
平均歩数は
4,026歩〜7,750歩
まで大きな差がありました。
最大では3,724歩もの差があり、約2倍近い開きがあったのです。
つまり、
住む場所によって毎日自然に消費しているエネルギーが、人によって大きく違うということです。
■なぜ歩数に差が生まれるの?
研究では、
就業状況による差は
通勤
仕事中の移動
生活リズム
などが影響している可能性があると考察されています。
例えば、
①車通勤が中心の人
②徒歩や公共交通機関を利用する人
では、自然と毎日の歩数が変わります。
つまり、
運動不足は、生活環境の影響も非常に大きいことがわかります。
釧路市は①に該当しますね。
■ダイエットに関係あるの?
ジムに通っていれば歩くことを意識しなくていいかというとそうではありません。
歩数が増えると、活動量が増えますので消費カロリーも自然と増えます。
つまり、意識的に歩くということは脂肪が減りやすい生活になります。
ダイエットは筋トレや食事だけではなく、
『日常生活でどれだけ身体を動かせるか』も非常に重要です。
車を使う機会が多いからこそ、この意識は持っておかなければいけません。
■ダイエット成功者がやっている環境づくり
例えば
少し遠くへ車を停める
エレベーターではなく階段を使う
買い物へ歩いて行く
昼休みに10分歩く
このような小さな積み重ねで、1日の歩数は大きく変わります。
もし、「忙しくて運動できない」と感じているなら、まずは生活の中で歩く機会を増やしてみることをおススメします。
■歩数は健康を表す重要な指標
歩数が多い人ほど
心疾患
糖尿病
肥満
高血圧
死亡リスク
が低いことは、多くの研究で報告されています。
そのため近年では、健康状態を評価する指標として歩数が注目されています。
■まとめ
地域によって歩数は約2倍違う
運動不足は環境の影響も大きい
車を使う機会が多いからこそ、日常生活でどれだけ身体を動かせるかが重要
「運動しなきゃ」と気合いだけで頑張るよりも、
自然と身体を動かせる環境を作ることが効率的なダイエットや健康づくりへの近道かもしれません。
Kazuaki Arai,et al.Cross-level regional and socioeconomic inequalities in step counts: a descriptive epidemiological investigation of 1.5 million Japanese smartphone users.The Lancet Regional Health – Western Pacific. 2026;72:101901.
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