top of page

COLUMN
パーソナルジムコラム


【運動は薬】運動習慣が医療費を変える?約6千人を調査した研究
運動が健康に良いということは、多くの方が知っていると思います。 しかし、実際に運動を習慣にするのは簡単ではありません。 運動施設が近くにあるか、気軽に身体を動かせる場所があるか、スポーツに参加しやすい環境が整っているかなど、私たちを取り巻く環境も運動習慣に大きく関係します。 では、街全体で「運動しやすい環境」をつくると、住民の医療費にも変化が起こるのでしょうか? 中国で行われた「スポーツ消費都市(Sports Consumption Cities:SCC)」という政策に注目し、運動やスポーツをしやすい環境づくりが住民の医療費にどのような影響を与えるのかが調査された研究をもとに解説していきます。 ぜひ最後まで読んでみてください! ■「スポーツ消費都市(SCC)」とは? 今回の研究で注目されたのが、中国で2020年から始まったスポーツ消費都市という取り組みです。 簡単にいうと、 「市民がもっとスポーツや運動に参加しやすい街をつくろう」という政策です。 単純に「運動しましょう」と呼びかけるだけではなく、 スポーツ施設や公共サービスの充実によって環境その
8月19日


【最新研究】足首運動は足のむくみを防ぐのか?
「長時間座っていると脚がむくむ」 「デスクワークのあと、脚が重く感じる」 足のむくみの原因の一つとして関係するのが下半身の血液循環です。 そんなとき、座ったまま・寝たままでも簡単にできる運動の一つが足首を上下に動かす運動です。 医療やリハビリの現場では「足関節ポンプ運動(Ankle Pump Exercise:APE)」と呼ばれ、下半身の血流を促す目的などで広く使われています。 2026年に発表されたシステマティックレビュー・メタ解析では、足関節ポンプ運動の速さによって下半身の血流がどのように変化するのかが検討されました。 今回はこの研究をもとに、 足首を動かすと血流はどう変わるのか どのように動かせば良いのか について、わかりやすく解説していきます。 ぜひ最後まで読んでみてください! ■足関節ポンプ運動とは? やり方はとてもシンプルです。 つま先を上げる(足首を反らす) ↓ つま先を下げる(足首を伸ばす) ↓ これを繰り返す では、なぜ足首を動かすだけで血流に影響するのでしょうか? ポイントになるのが、ふくらはぎの筋肉です。...
8月18日


アーモンドを食べると睡眠はどう変わる?
みなさんは睡眠のために、何を意識していますか? 睡眠時間を確保する、寝る前のスマホを控える、カフェインを摂りすぎないなど、睡眠対策にはさまざまな方法があります。 一方で、意外と見落とされやすいのが普段の食事内容です。 2026年に発表された研究では、睡眠の質が良くない成人を対象に、アーモンドを5か月間食べ続けることで睡眠にどのような変化が起こるのかが調査されました。 今回はこの研究をもとに、アーモンドと睡眠の質にはどのような関係があるのかについて、わかりやすく解説していきます。 ぜひ最後まで読んでみてください! ■アーモンドを5か月間食べると睡眠は変わる? 今回の研究では、インドに住む成人209名がアーモンド群または対照群に無作為に割り付けられ、5ヶ月間の介入を完了した175名が対象となりました。 アーモンド群:1日60g(約50粒)の生アーモンド 対照群:アーモンドとカロリーやタンパク質量を合わせたスナック 同じくらいのカロリーやタンパク質を摂った場合でも、アーモンドを選ぶことで睡眠に違いが出るのかを調べています。 睡眠の評価に使われたのが、
8月17日


脚の細さに要注意?最新研究が示す老化のサイン
「同じ年齢なのに、若々しく見える人と老けて見える人がいる」 このように感じたことはありませんか? 実は、年齢による身体の変化は顔だけではありません。 2026年に『Journal of Cachexia, Sarcopenia and Muscle』に発表された研究では、3Dボディスキャナーと機械学習を使って身体のさまざまなサイズや形を分析し、「身体の見た目から推定される年齢」と実年齢の差が、筋力や身体機能とどのように関係するのかが調査されました。 今回はこの研究をもとに、「身体の老化はどこに表れるのか?」についてわかりやすく解説していきます。 ぜひ最後まで読んでみてください! ■「実年齢」だけではわからない身体の老化 「40歳だからまだ若い」 「70歳だから身体が衰えても仕方がない」 など、年齢を基準に身体の状態を考えがちです。 しかし、同じ70歳でも、 筋肉がしっかりしている スムーズに歩ける バランス能力が高い という人もいれば、筋力や身体機能が大きく低下している人もいます。 つまり、実際の年齢と身体の老化具合は必ずしも一致するとは限らない
8月16日


週末だけの運動でも効果はあるのか?【1万人以上を調べた最新研究】
「仕事が忙しくて、平日はなかなか運動できない」 そんな理由から、運動を諦めてしまっている方もいるのではないでしょうか? 健康のためには定期的に身体を動かすことが大切ですが、仕事や家事、育児などがある中で、毎日のように運動時間を確保するのは簡単ではありません。 2026年に発表された研究では、MASLD(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)を持つ成人10,410名を対象に、運動の頻度やパターンと死亡リスクとの関係が調査されました。 この研究をもとに平日はあまり運動が出来ない場合、週1〜2回にまとめて運動する方法でも健康へのメリットは期待できるのかについて考えていきます。 ぜひ最後まで読んでみてください! ■「MASLD」とは? MASLD:代謝機能障害関連脂肪性肝疾患 簡単にいうと、 肝臓に脂肪がたまっていることに加えて、肥満や血糖値、血圧、脂質などの代謝異常を伴っている状態です。 MASLDは肝臓だけの問題ではなく、心血管疾患や2型糖尿病、慢性腎臓病などとも関係することが指摘されています。 ■この研究では何を調べた? 今回の研究では、MASLDを持つ成
8月15日


食べなさすぎは睡眠の質が落ちる?エネルギー不足と睡眠の関係
「しっかり寝ているつもりなのに、朝スッキリしない」 このような場合、睡眠時間だけではなく、「身体に必要なエネルギーをしっかり摂れているか?」にも目を向けた方がいいかもしれません。 2026年に発表された研究では、大学トップレベルの男女競泳選手を対象に、「エネルギー利用可能量と睡眠の質」の関係が調査されました。 今回は、食べなさすぎることが睡眠にどのように関係するのかについて解説していきます。 ぜひ最後まで読んでみてください! ■エネルギー利用可能量(EA)とは? 今回の研究で重要になるのが、 エネルギー利用可能量(EA)という考え方です。 簡単にいうと、 食事から摂ったエネルギーから運動で使ったエネルギーを引き、身体を正常に働かせるためにどれくらいエネルギーが残っているかを表します。 EA =(摂取エネルギー − 運動による消費エネルギー)÷ 除脂肪量 例えば、 たくさん運動しているのに食事量が少なければ、運動後に身体が使えるエネルギーも少なくなります。 単純に「何kcal食べたか」だけではなく、運動量に対して必要なエネルギーを摂れているかが重要
8月14日


ダイエット中は要注意!運動している女性に多い栄養不足とは?
「ダイエット中だから食べる量を減らしている」 「筋トレをしているからタンパク質は意識している」 身体づくりをしている方ほど、カロリーやタンパク質を意識している方は多いと思います。 しかし、その一方で見落とされやすいのがビタミンやミネラルです。 実際のところ普段から運動をしている人は、必要なビタミンやミネラルを十分に摂れているのでしょうか? 今回紹介する研究では、健康で運動習慣のある成人226名を対象に、17種類のビタミン・ミネラルの摂取状況が調査されました。 この研究をもとに、「運動やダイエットをしている人が見落としやすい栄養不足」について解説していきます。 ぜひ最後まで読んでみてください! ■「栄養素の不足」とは? 今回の研究で注目されたのが「nutrient gap(栄養素のギャップ)」です。 簡単にいうと、 推奨される栄養素の摂取量と、実際に食事から摂っている量との差を意味します。 栄養素が足りているかを判断する基準として「EAR(推定平均必要量)」が使用されました。 EAR:健康な人の約50%が1日に必要な量を満たせると推定される基準。.
8月13日


お腹まわりの脂肪は脳にも影響する?【腹部肥満と認知機能】
今回は、ダイエットを考えるうえで体重だけではなく「どこに脂肪がついているのか」も重要という内容です。 ダイエットでは、体重やBMIの数字に注目しがちです。 しかし、健康を考えるうえでは、脂肪の分布にも注目した方が良いかもしれません。 2026年に発表された研究では、中国の地域在住高齢者3,093名を対象に、「ウエスト身長比」と「認知機能障害」との関係が調査されました。 今回はこの研究をもとに解説していきます。 ぜひ最後まで読んでみてください! ■体重だけではわからない「腹部肥満」 今回の研究で注目されたのが、 ウエスト身長比(WHtR)という指標です。 計算方法は非常に簡単で、 ウエスト周囲径 ÷ 身長 で求められます。 たとえば、 身長170cm ウエスト85cm の場合、 85 ÷ 170 = 0.50 BMIは「体重÷身長²」で計算するため、脂肪が身体のどこについているのかまでは判断できません。 論文では、ウエスト身長比は身長の違いも考慮でき、BMIやウエスト周囲径のみを使う場合と比較して、腹部脂肪を評価する指標として有用であると説明されて
8月12日
bottom of page
