青バナナのでんぷんがダイエットを助ける?
- 村上 拓斗

- 7月12日
- 読了時間: 3分

みなさんバナナは普段食べていますか?
今回はそのバナナの中でもまだ成熟していない青バナナについてです。
2010年に発表された研究では、肥満を伴う2型糖尿病患者を対象に、青バナナ由来のでんぷんを4週間摂取したところ、体重減少やインスリン感受性の改善が確認されました。
今回は、この研究をもとに、青バナナ由来レジスタントスターチの効果についてわかりやすく解説していきます。
是非、最後まで読んでみてください!
■レジスタントスターチとは?
レジスタントスターチは、小腸で消化されず、大腸まで届く特殊なでんぷんです。
食物繊維のような働きをするため、「機能性食物繊維」とも呼ばれています。
青い(未熟な)バナナには、このレジスタントスターチが豊富に含まれているんです。
■今回の研究
今回の研究では、肥満を伴う2型糖尿病患者28名を対象に
①1日24gの青バナナ由来でんぷん(約8.2gのレジスタントスターチを含む)
または
②豆乳
を4週間摂取します。
摂取内容を入れ替えて再度4週間実施するクロスオーバー試験が行われ、同じ人がどちらも体験しています。
■結論①青バナナ由来でんぷんで体重が減少した
青バナナ由来でんぷん摂取:豆乳(対照群)より体重減少が大きかった
■結論②インスリン感受性が改善傾向
空腹時インスリン値は低下し、
インスリン抵抗性を示す指標であるHOMA-IRも改善傾向が見られました。
つまり、
同じ量のインスリンで血糖を処理しやすい身体へ近づいた可能性があります。
■なぜ体重が減ったの?
研究ではいくつかのメカニズムが考えられています。
① 満腹感が続きやすい
レジスタントスターチは消化が遅いため、
満腹感
食後の腹持ち
を高め、自然に摂取エネルギーが減る可能性がある。
② 腸内細菌が短鎖脂肪酸を作る
通常のでんぷんは小腸で分解され、血糖値を上げる原因になります。
一方、レジスタントスターチは消化されずに大腸へ届き、腸内細菌によって発酵されることで、
酢酸
酪酸
プロピオン酸
などの短鎖脂肪酸(SCFA)が作られます。
この短鎖脂肪酸には、
腸内環境を整える
血糖コントロールを助ける
食欲を調整する
代謝をサポートする
といった働きが期待されています。
③ 食後の血糖・インスリン上昇を抑える
青バナナ由来レジスタントスターチは、食後血糖やインスリン分泌を抑えることも報告され、
継続により、インスリン抵抗性の改善につながった可能性が示唆されています。
■まとめ
青バナナ由来レジスタントスターチを4週間摂取することで、
約1.6kgの体重減少
BMI改善
空腹時インスリン低下
インスリン感受性改善
もちろん、これだけで劇的に痩せるわけではありません。
しかし、レジスタントスターチを含む食品を上手に取り入れることは、体重管理や代謝改善を後押しする一つの選択肢になり得ます。
引用文献
Jorge L Ble-Castillo,et al. Effects of native banana starch supplementation on body weight and insulin sensitivity in obese type 2 diabetics.Int J Environ Res Public Health.2010 May;7(5):1953-62.
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